尾関 雄一郎先生の論文が掲載されました.
前回の論文で胃癌についてESD症例に限ると分化型と未分化型の両者の成分を有する混在型の治療成績が最も不良であること,それには術前診断の難しさが関わっていることを論じました.本論文では混在型に含まれる未分化型成分に着目し,拡大内視鏡および生検での正確な術前診断の可能性について検討しました.結果は早期胃癌について正確に未分化型成分の混在を術前に診断するのは困難でした.より正確な術前診断が今後の課題と考えられます.いつも変わらぬ丁寧で迅速なご指導を頂戴しました平澤欣吾先生,前田愼教授に深く感謝申し上げます.(尾関)