西尾 匡史先生の論文が掲載されました.
西尾 匡史先生(センター病院・大学院)の論文が掲載されました.
近年,潰瘍性大腸炎(UC)炎症範囲内の表面型腫瘍に対しては内視鏡治療が選択されることも多くなっています.UCの慢性炎症による線維化のため,EMRでは切除困難であり,ESDが選択されることも少なくありませんが,治療選択のstrategyは定まっていません.本研究では,大きさ・形態ごとのEMRとESDの治療成績・安全性を比較し,10mm以下の病変にはEMR,11mm以上,特にnon-polypoid typeの病変にはESDを選択するのが望ましいという結論を得ました.ご指導いただきました,平澤欣吾先生,国崎玲子先生,前田愼教授に深く感謝申し上げます.(西尾)