横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

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小宮山 哲史先生の論文が掲載されました.

小宮山 哲史先生の論文が掲載されました.

小宮山 哲史先生(センター病院・助教)の論文が掲載されました.

Therapeutic effects of regorafenib after sorafenib monotherapy with advanced hepatocellular carcinoma including Child-Pugh classification B: A retrospective observational study. Medicine (Baltimore). 2020 Jul 17;99(29):e21191

進行肝細胞癌に対する二次化学療法におけるレゴラフェニブの有効性と安全性は第Ⅲ相試験(RESORCE試験)で報告されていますが,同試験はChild-Pugh分類Aの症例のみが対象でした.一方で,実臨床ではChild-Pugh分類Bの症例にレゴラフェニブ投与を行うことも少なくありません.本研究では,Child-Pugh分類Bの症例を含め,当院で肝細胞癌に対する二次化学療法としてレゴラフェニブ投与を行った症例を解析しました.その結果,一次化学療法での有害事象とレゴラフェニブ投与開始時の肝機能に応じて,レゴラフェニブを減量開始することで良好な有効性と安全性が得られていたとわかりました.ご指導いただきました沼田和司先生, 前田愼教授に深く感謝申し上げます. (小宮山)