Wang F先生の論文が掲載されました.
Wang F先生(センター病院・留学生)の論文が掲載されました.
中国からの留学生の王医師,病理の先生方,放射線科の先生方の多くの協力を得て記載できた論文です.肝細胞癌(HCC)の腫瘍生検にてHE, Ag, VB, CK7, CD34染色を行い,early HCC, well differentiated HCC, moderately differentiated HCC, poorly differentiated HCCに4つに病理診断したものをgold standardにして,それぞれの分化度のHCCのUS/CEUS特徴的な所見を検討したものです.Haloがなくて,postvascular phaseでの等エコーの所見がearly HCCの,portal phaseでのhypovascularityがpoorly differentiated HCCの,portal phaseのisovascularityとpostvascular phaseでの低エコー所見がmoderately differentiated HCCのUS/CEUSの特徴的所見でした.poorly differentiated HCCは再発率も高く,非侵襲性の画像診断で推定できれば,経過観察期間を短くする等で早期に再発を検出することもできるかもしれません.今後は前向きに検討していきたいと考えています.(沼田)