横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

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Wang F先生の論文が掲載されました.

Wang F先生の論文が掲載されました.

Wang F先生(センター病院・留学生)の論文が掲載されました.

Consistency of Trans-Abdominal and Water-Immersion Ultrasound Images of Diseased Intestinal Segments in Crohn’s Disease.Diagnostics(Basel).2020 Apr 29;10(5):E267.

クローン病の切除腸管に対して,超音波で直接観察する水浸法画像と,体外から観察した超音波画像との相動性を示しました.すなわち,この研究により,今後クローン病の切除腸管を水浸法で直接観察した場合,その表示された画像でどのような病変であるかを知ることができます.また対外からの観察による超音波画像で,その病変を非侵襲的に高い確率で推測することができます.炎症性腸疾患(IBD)に対する体外式超音波検査による腸管エコー検査は,低侵襲で繰り返し検査が可能であるため,患者さんの負担を軽減しながら腸の厳重なモニタリングが可能です.大学での腸管エコー検査を立ち上げて下さった臨床検査部の技師さん,大事なデータを素晴らしい論文にまとめて下さった王先生に心より深謝申し上げます.今後は,このdataをもとに前向きに検討して研究を発展していければとおもいます.(沼田・国崎)