Feiqian Wang 先生の論文が掲載されました.
Feiqian Wang 先生(センター病院・留学生)の論文が掲載されました.
本論文は中国からの国費留学生の王医師がfirst authorのソナゾイド造影超音波による早期肝細胞癌とその類似疾患の鑑別診断のreview articleです.EOBMRI肝細胞相と超音波の融合画像で病変を同定し,造影超音波を実施後,生検しています.特に再生結節やFNH等の良性過形成結節は結節の中心に軸があり,そこから末梢へと血管は広がっていき,一方,早期肝細胞癌等の腫瘍性結節は腫瘍辺縁から中心に向かって栄養血管が伸びてきます.さらにソナゾイド造影超音波での,動脈相,門脈相,後血管相での染まりのpatternで鑑別していきます.自分たちの原著論文をもとに,Sonazoid(主にJapan, Korea, Taiwan)とSonovue (主にEU, China)による鑑別診断の論文をreviewして解説しておりますので,肝臓の良悪性を鑑別するさいに役に立つとおもいます.(沼田)