横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

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Federico Barbaro先生が研修に来られました.

Federico Barbaro先生が研修に来られました.

海外研修生のご紹介(Federico Barbaro先生)   福地 剛英

3月3日から16日まで約2週間にわたり,今年3人目の海外研修生が来日いたしましたのでご紹介いたします.Federico Barbaro先生はイタリアローマにある,カトリック大学から当教室へ見学に来日されました.今回の来日は,早期消化管癌に対する診断学およびESDに関して,日本で有数の実績を誇る横浜市大消化器内科学教室での見学を希望されての来院の運びとなりました.

Federico先生は横浜市立大学附属市民総合医療センター (センター病院)を中心に横浜市立大学附属病院と横浜南共済病院での見学をされました.センター病院では午前中から精力的に術前内視鏡診断を見学され,イタリアでは普及していない拡大内視鏡観察について非常に熱心に研修されていました.イタリアでは胃癌はそう多くはないとのことですが胃炎などの内視鏡所見など非常に詳しく驚きました.
また,毎日3-4件ほどある食道・胃・大腸すべての領域でのESDを見学し,処置中に積極的にこちらに質問をしている姿が印象的でした.治療のストラテジーの立て方やデバイスの使い方などを毎回細かく熱心に聞かれ,こちらも処置に集中しつつ説明するといったESD LIVEさながらの緊張感を味わい勉強になりました.

今回は単身で来日しており,毎日のように医局の仲間と日本食や日本酒を味わい,時には温泉まで一緒に入りました.週末には京都へも弾丸ツアーで観光し日本の文化,人のよさにとても感動していました.
個人的に印象に残ったのは、温泉に共に入っていると,ローマに関連のある映画,テルマエ・ロマエさながらの臨場感を味わい,まるで阿部寛と一緒に風呂に入っているかのようでした.2週間の研修期間の末には当教室の前田教授と平澤先生のサインの入った研修修了証を授与し充実した研修の最後に記念撮影いたしました.

 

 

 

 

 

帰国後も密に連絡を取り合い,ローマでのESD治療の相談や内視鏡診断についての議論を行っています.こうした海外医師の受け入れが,横浜市立大学のグルーバル化に貢献できればと考えております.最後にこの場をお借りし,ご協力いただきました先生方に,深くお礼を申し上げます.