横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

MEMBER PAGE ENGLISH PAGE

Gianluca Andrisani先生が研修に来られました.

Gianluca Andrisani先生が研修に来られました.

海外研修生のご紹介(Gianluca Andrisani先生)   小林 亮介

2月18日から3月1日まで当教室に海外研修生が来日しましたので,ご紹介いたします.

イタリア・ローマ郊外のCampus Bio-Medico University に所属しているGianluca Andrisani先生で,内視鏡診療を中心に診療および研究をされております.炎症性腸疾患関連に関して多くの論文を書かれ,現在は内視鏡診療,特にESDに興味があり,すでに100件以上のESD経験があります.

今回の来日は,早期消化管癌に対する診断および内視鏡治療に関して,治療実績では日本で有数の横浜市立大学消化器内科学教室での見学を希望され,彼の上司であり,かつ超音波内視鏡分野で高名なDi Matteo Francesco Maria教授と当教室の前田教授の承認のもと実現しました.Gianluca先生は,横浜市立大学附属市民総合医療センター(センター病院)を中心として,ほか横浜南共済病院を見学されました.また,滞在中には前田教授とも面談をされました.

Gianluca先生もESDを多く経験されているため,実際の見学ではさらに技術的に難しい症例に対する瘢痕病変のESDや十二指腸ESD,下咽頭癌に対するESDなどにも非常に興味を持ち,熱心に見学されておりました.また,私たちも,お互いの国の内視鏡機器やテクニックに関してディスカッションをすることができ,非常に勉強になりました.

滞在中には,横浜中華街や京都の観光など,内視鏡見学以外も非常に充実した時間を過ごしていました.

 

 

 

 

2週間の研修期間の最後に,当教室の前田教授とセンター病院内視鏡部部長の平澤先生のサイン入りの修了証を授与し,記念撮影をしました.

横浜市立大学は,今後,グローバル化,海外医師見学の受け入れを推進していく方針です.当教室も多くの海外医師の見学・研修を受け入れ,海外の施設との交流を深めていきたいと考えております.