横浜市立大学 医学部 消化器内科学教室

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Ilja Tacheci先生が研修に来られました.

Ilja Tacheci先生が研修に来られました.

海外研修生のご紹介(Ilja Tacheci先生)   福地 剛英

1月7日から28日まで3週間にわたり当教室に海外研修生が来日していましたのでご紹介いたします.チェコ共和国の首都プラハ近郊のCharles大学でIlja Tacheci先生は准教授としてご活躍され,臨床のみならず多くの論文を発表されています.専門はカプセル内視鏡,内視鏡診断および治療で,Tacheci先生はすでに40例程度のESD (内視鏡的粘膜下層剥離術)治療の経験があります.

今回の来日は,早期消化管癌に対する診断およびESD治療に関して,日本での治療実績では有数の横浜市大消化器内科学教室での見学を希望されて,前田教授とCharles大学 Rejchrt教授の相互交流承認のもと実現いたしました.Ilja先生は横浜市立大学附属市民総合医療センター (センター病院)を中心に横浜市立大学附属病院と横浜南共済病院での見学をされました.

センター病院では内視鏡部部長の平澤先生を中心に内視鏡診断や多数例の内視鏡治療を積極的に見学されました.ご自身でも内視鏡治療を専門とされるだけあって,かなり鋭い質問で我々を慌てさせるような場面も多く見受けられました.

 

また,休日には小林先生,私 (福地)と鎌倉へ出かけ,お寺巡りや和食を楽しみ,日本文化に触れることができたようです.

 

 

センター病院内視鏡部での食事会では,日本の焼き肉を堪能していただけたようです.日本の焼き肉(無煙)を,『部屋の中でBBQなんて信じられない!』と口にされていたことは,我々にとっての常識が,欧州の人にはあり得ないことのようで,とても新鮮でした.

3週間の研修期間の末には当教室の前田教授と平澤先生のサインの入った研修修了証を授与し記念撮影いたしました.

横浜市立大学は今後,グローバル化,海外医師見学の受け入れを推進していく方針です.
今回の見学は,当教室でも海外施設との交流を深める良い契機になると考えています.