手塚 瞬 先生の論文が掲載されました.
手塚 瞬 先生(センター病院・指導診療医,現PMDA)の論文が掲載されました.
Tezuka S. et al. Predictive value of ERCC1, ERCC2, ERCC4, and glutathione S-Transferase Pi expression for the efficacy and safety of FOLFIRINOX in patients with unresectable pancreatic cancer. Am J Cancer Res. 8(10):2096-2105 (2018).
神奈川県立がんセンターと臨床研究所の共同研究として実施した,治癒切除不能な膵癌患者に対するFOLFIRINOX療法の治療効果予測因子について検討した後ろ向き研究の論文です.当該因子の候補として,DNA修復機構に係るERCC蛋白等に注目し,免疫染色により判定したERCC蛋白等の発現とFOLFIRINOX療法による治療効果との相関について検討しました.結果,有意な相関は認められず,negative studyでしたが,研究結果の解釈及びlimitationについて考察を重ね,論文執筆いたしました.本研究及び論文執筆に御尽力いただきました森本先生をはじめ,神奈川県立がんセンター消化器内科肝胆膵の先生方,共著者の先生方,そして、前田教授に心より感謝申し上げます(手塚).