活動報告

  活動報告  2023.11.13

令和5年杉田祭に参加しました。

令和5年杉田祭に当教室員が参加し、活動を行いました。

 
2023年11月12日横浜市磯子消防主催杉田祭が開催され、その中のイベントでMedical director制度の周知も含めた災害訓練があり教室員が参加しました。報告します。


 

本日磯子消防が主催の杉田祭りというイベントが開催され、そこにMedical director制度の周知も含めた災害訓練に参加して参りましたので報告いたします。

まずMedical director制度ですが、これは京急脱線事故以後に竹内先生をはじめ、横浜市MC、横浜消防で策定された制度で、多数傷病事案に対して、消防や警察とともに医療が連携するために、現場に参集する医療者をまとめる指揮系統になります。
今回は杉田駅の高層ビル内での火災、傷病者8名以上の災害に対して、MD現場要請があり、センター病院、附属病院からYMAT隊としてドクターカーで現場に赴き、竹内先生はMD、山本救命士はMD補助、そして谷口、大井、本澤、武川はYMATとして現場活動を行いました。

雨の中の短い訓練ではありましたが、MD制度を実際に体験することは災害に携わるものとして学びがありましたし、またそういった制度を市民へ啓蒙することは、横浜の救急に携わる者として、今後も行っていくべきものと感じました。
消防、警察、医療そして、市民とともに横浜の救急医療について相互理解を深め、地域のどこで倒れても最良の救急医療を受けられる体制づくりは、こういったところから始めることも必要だと認識しました。


センター病院の本部を院外で立ち上げる物品がセットになっており、迅速に展開できることを目の当たりにできて大変貴重な経験ができました。(様々な訓練で本部物品の重要性が報告されていましたが、実際に展開したのが初めてでしたので非常に感銘を受けました。)

今後、附属病院も災害拠点病院でありますので、今後は同様に展開できる物品など準備していきたいと思います。
 
実働の災害訓練はなかなか機会がないので、参加できる機会があれば今後も積極的に参加したいと思います。


磯子消防署主催の杉田祭りが開催され、多数傷病者事案の災害訓練にてMDとYMAT隊として訓練に参加して参りましたので報告させていただきます。
自分は、MD補助として竹内先生と一緒に現場活動を行いました。

  
  

MDという言葉は知ってはいたものの現場では経験したことがなく、今回は訓練でしたが実際の動きを肌で感じることができました。
また今回は生憎にも小雨であり、MD補助として情報収集を行うホワイトボードがうまく書けませんでした。実際の災害時にもあり得ることだと思い、改めて事前準備の大切さや現場での臨機応変に対応する力が必要だと思いました。

実災害が少ない中で、このような訓練は非常に大事であると感じたので、今後も積極的に訓練があれば参加したいと思います。
いざというときに動ける人材になれるように日々精進して参ります。


今回、高層ビルでの火災により多数傷病者事案が発生、MD現場要請という設定です。
私自身、YMATとしても現場活動経験はない状態で本日の体験をしました。
現場に到着すると、赤タグ3人、黄タグ3人の傷病者がおり、2チームに分かれ救護活動を開始しました。
MD制度の基で速やかに活動開始しておりますが、現場では救急隊・消防隊から複数の情報が同時に入ってきて、赤タグ患者の対応中に次の対応を求められるような状況でした。

  

混沌とした現場の中で、現場医師に求められるのは初期対応や医療技術だけでなく、冷静な判断力・対応力・周囲との連携力が重要でありました。
多数傷病者事案では消防隊中心にMD指示のもと現場活動をしますが、現場医師に求められるものがイメージできたことが今回非常に貴重な経験となりました。
短い訓練ではありましたが、今後起きうる多数傷病者事案前にこの度の経験出来たことが非常に貴重でありました。そのような事案に備え、今後も精進してまいります。


当教室では、上記のように地域の消防と日々協力し、いつ起こりうるかわからない大規模な有事に対していつでも適切な救護活動が行えるようにこのような訓練に参加し、切磋琢磨しています。