活動報告

  専攻医教育   2024.2.5
 

2023年度冬季シュミレーション祭を開催しました。

当教室専攻医に向けて冬のシム祭り-ECMO編-シュミレーション祭を開催しました。

ーインストラクター:武田医師よりー

2024/2/4に『冬のシム祭り』を開催致しました!
内容は「V-V ECMO」に関して、YACHT(Yokohama Advanced Cardiopulmonary Help Team)メンバーがインストラクターとなり、受講生は後期研修医8名が参加しました。

YACHT memberが指導にあたりました

V-V ECMOの総論だけではなく、重症呼吸不全の人工呼吸管理からどのタイミングでECMOとするのか?導入から離脱までの管理を講義されました。座学だけではなく、実際にカテーテルに触れ、ECMO機器を使用しトラブルシューティングの手順など、実践を含めたレクチャーが行われました。

受講生からは、具体的なイメージを持って参加出来た!実臨床において、もっとECMO管理に携わっていきたい!次回以降は後輩の指導が出来るようになりたい!など多くの感想を頂き非常に有意義な研修であったと思います。

Covid-19の流行も落ち着き、県主催のECMO講習会は無くなってしまいましたが、このように横浜市大救急医学教室として毎年YACHTを中心に研修会を継続していくつもりであります。
また、横浜市最後の砦である横浜市大センター病院では毎月ECMOに関するシミュレーションを開催しております。そして、このような活動を継続させることで、教室全体のレベルUPも図り、結果横浜市の重症呼吸不全患者を当教室が支えていければと思っております。春には緊急気道確保などの救急医として基本的な手技を学ぶ「春のシム祭り」も開催予定でありますので、どうぞよろしくお願い致します。 


<受講専攻医より感想>


テルモ社のご協力もあり実際の医療器具を用いての講義やシミュレーションでは、机上とは異なり具体的なイメージを持って参加できました。またMEの皆様とも話をでき、他職種での視点や意見も学びになりました。
このような貴重な機会をくださった内倉先生、大井先生、谷口先生はじめとしたECMOグループの先生方、関係者の皆様、誠にありがとうございました。
今後の実臨床で活かすとともに、いつしか教える側になれるよう精進してまいります。


インストラクターの先生方、MEさんの御指導のもと、ECMOに関する基本的な講義、シミュレーションを通して、限られた時間の中で多くのことを学ぶことができました。
日々の臨床に活かせるよう精進して参ります。
専攻医の質問に対して、ひとつひとつ大変丁寧に教えて頂き、楽しく有意義な時間となりました。


 基礎的な知識から実際の回路交換、トラブルシューティングと幅広い範囲でECMOについて学ぶことができました。今回のシミュレーションでは自分の手技で一杯一杯で、他職種とのコミュニケーションがとれなかったのが反省点でした。実際の臨床ではこの点を活かしつつ臨みたいと思います。


緊急時の対応を、実際の機器に触れながら体験でき、普段の診療の自信に繋がる内容でした。貴重な経験をありがとうございました。


ECMOの適応や導入から離脱までの一連の流れに加え、トラブルシューティングについて、テルモの皆様やMEの皆様にもアドバイスをいただきながら知識の整理や手技の確認を行うことができました。普段のon the job training だけでは得ることのできない貴重な経験となりました。


ECMOの適応からカテーテルの選択、実際の装置を使用したトラブルシューティングを経験し大変実りのある実習となりました。 今回のシミュレーションを通して、実際の臨床に生かせていけるよう努力して参ります。


以上のように当教室で専攻医向けとして行っているon the job training:シム祭りで実臨床で経験する機会は少ないですが、実際に訓練・経験しておかないとたちいかない症例のトレーニングを上級医が責任を持って、”熱く”指導しており、実臨床でいつでも実践できるような訓練をしています。
専攻医の先生方からの評判も上々であり、2週間毎に行われている専攻医勉強会とともに教室員教育に力を入れています。