活動報告

  専攻医教育   2023.6.13
 

2023年度第1回シュミレーションを開催しました。

当教室専攻医向け救急・集中治療シュミレーション

 2023年6月13日 横浜市立大学福浦キャンパスシュミレーションセンターにて当教室専攻医に対して2023年度第1回シュミレーションを開催いたしました。
以下内倉医師より開催報告です。

    

シュミレーションとは、救急外来・集中治療において必要とされるスキルを実際使用する機材やシュミレーターを使用し、ドライラボにて学ぶというイベントです。
専攻医1年目の先生たちを受講生として、添付するタイムテーブルの内容の講習を行いました。
インストラクターには大井先生、今泉先生、古郡先生、佐藤先生、鈴木先生、本澤先生、武田先生といった以前からご参加いただいている先生たちに加えて、今回から篠原先生、南先生にも新たにご参加いただきました。篠原先生と南先生には、小児の気道管理というテーマを新規に導入して頂き、シム祭りをこれまで以上に充実した内容にしていただきました。
 
今回のシム祭りには、受講生とインストラクターあわせて18名の教室員に参加して頂きました。
普段患者さんに対して行なっている手技の原理や挿入方法などを上級医指導の元、再確認をしながら行なったり、今までにやったことがない・見たことがないような手技に対してもドライラボで学びます。

 
朝早くから夕方までみっちりと手技を学びました。今後この手技を実戦を積むことにより合併症等も起こさない、患者さんにとって安全な手技の確立をしていきます。
これだけ多くの教室員に参加していただくためには、週末日曜日の各施設で救急外来・集中治療室の診療を護っていただく教室員の皆様のご協力が不可欠です。
地域の救急医療を護って頂いた皆様には、心より御礼を申し上げます。
 


以下当日参加し、シュミレーション研修を行った専攻医からの感想です。
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ケースシナリオでは本番を意識しながら、緊張感を持ち臨むことができました。
このような貴重な機会をいただきありがとうございました。
いち早く、救急医として一人前になれるよう、これからも精進してまいります。

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1日を通し様々なデバイスの使い方を学び、実際のケースを想定して実践を行いました。REBOAやFONAをはじめ経験の少ない手技も多く、今後実際の症例において治療に参加する上で重要な経験となりました。
講師の先生方からの経験を踏まえた助言もとても参考となりました。

  

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直接手技を教えていただき、教科書ではわからない学びが多くありました。何より最後のケーススタディでは普段自分が上級医の先生方にいかに助けられているかを痛感し、ABを確保しつつ周りに指示出しをする難しさを学びました。
本日教えていただいたことを今後の臨床に生かして頑張っていきたいと思います。

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症例のシミュレーションは、(自身としては患者をCPAにしてしまいましたが)なかなか経験できない症例もあり非常に有意義なものとなりました。
本日ご教授頂いた知識や手技を臨床に生かしていけるように精進致します。

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CVC、REBOA、骨折固定、止血、緊急気道確保等多岐に渡りご指導頂き、ケースシナリオを通して実際に取り組むことで大変勉強になりました。
どのブースの先生方もとても丁寧に教えて頂き、楽しく有意義な時間となりました。

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どのブースも基本的な器具の使い方や選び方から実際の臨床での細かい動き方や注意すべきことまで、普段の診療に必要な手技ばかりであり、見直すこと、新たに学ぶこと多くのことを学ぶことができました。

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実際の器具に触りながら楽しく学ぶことができました。
たくさんの種類のブースをご用意いただき、先生方におかれましては、お忙しい中準備から当日のレクチャーまでありがとうございました。

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このような機会をいただき感謝申し上げます。
ご指導いただきました先生方ありがとうございました。


このように横浜市立大学救急医学教室では専攻医・後輩の育成を含め、教育に重きを置いております。よりハイレベルな医療の提供を行なっていく所存であります。