専攻医教育 2023.1.9
2022年度冬季シュミレーション祭を開催しました。
2023年1月7日 9名の受講生、5名のインストラクター、1名の見学者にご参加いただき、冬のシム祭り-ECMO編-を開催しました。YACHTメンバーによって行われた講義、シミュレーショントレーニングはとても充実した内容であり、コースの準備担当・コーディネーターとして参加させていただいた私にとっても大変貴重な勉強の機会となりました。もちろん受講生にとってもとても有意義な時間になったものと考えています。
このような素晴らしい内容をご指導いただいた、谷口先生をはじめとしたYACHTメンバーには、本当に感謝しております。ありがとうございました。
シム祭りに限らず、このような素晴らしい、充実した教育の機会を提供できることは、我々の教室の大きな魅力だと思います。
今後も春と冬のシム祭りを継続して開催できるように、シム祭り以外の教育機会にも積極的に参加できる環境が維持できるように、私も微力ながら努力させていただきます。
今回はYACHTの活動の機会をいただきありがとうござました。
本年度は実戦での症例が少なく、on the jobで指導する機会を与えられず、まだまだ集約化という点では努力不足と反省しているところですが、教育という機会を用いて、チームのモチベーションを高めることができました。
今後も継続し、横浜市大の教室員であれば、いつでもECMOに関する見識を得られる体制を確立できればと思います。
本年度はECMO症例は多くはなかったですが、このような機会を頂きYACHTチームとして少しでも教室に貢献出来たこと、大変嬉しく思います。市大センターでの日々のトレーニング(腹臥位、ECMO回路交換、搬送シミュレーションetc.)はもちろん、今後はECMO以外に呼吸療法全般をリード出来るよう、そしてそれに関して教育体制を構築出来るよう、私自身も勉強していきたいと思いますので、後期研修医の皆様、よろしくお願い申し上げます。
今回の講習会で、受講生から「また参加したい」との声を頂けたことは本当にありがたいです。1人でも多くの受講生からありがとうの声を頂けるよう日々努力していきます。
本年下半期はまだ外傷のVVが1例,VAを含めても数例しか入室しておらず、実臨床でECMOをまわしている患者さんを診る機会はなかなか得られておりませんので、今回のようなoff the job trainingを受けることができたのは大変貴重と存じます。
特に、普段は見ることのない人工肺や遠心ポンプの内部構造を見せて頂いたり、数種類のカニューレを手に取ったりして、物品に親しむことができたのは、テルモ社の会場ならではであったと思います。
また、講師の先生方による双方向型でわかりやすい講義や、熱い実技指導では、実臨床で躓きやすいポイントもおさえてご指導頂き、とても濃密で勉強になりました。
上半期に見学させて頂いたECMO講習会基礎編と併せて、徐々に理解できるようになってきたと感じましたし、今後、“忘れた頃にやってくる”とならぬよう、(症例の集約化という点だけでなく、)こうした機会に皆で学び、知識と技術の習得を繰り返していくことが大切と感じましたので、また次年度以降も、微力ながらサポートスタッフとして参加させて頂くことができれば幸いと存じます。
次に実際の患者さんを診る機会には、ECMO専門家に頼るばかりにならずに、自分で責任を持って考え、今回の学びを活かせるようにしていきたいと思いました。
上半期2例ほどECMOを導入した方がいましたが、自分自身で管理に関して判断する機会はあまりなかったため、今回off the job trainingでトラブルシューティング出来たことはとても勉強になりました。
実際の現場でトラブルに遭遇した時に頭が真っ白にならないよう、本日教えて頂いたことを反芻して実際の現場に生かせるようにしていきたいと思います。
昨年に参加させていただいたECMO講習会の内容を復習できるような内容で、今年度VV-ECMO症例はないため貴重なoff the job trainingでした。
実臨床では症例は少ないですが、複数回このような講習会に参加させていただくことで、実際のトラブルが起こった際でも対応できるようになればと考えています。
今まで数例VV-ECMOを見させていただきましたが、現勤務先では経験しておらず、忘れていたことも多く勉強不足を痛感しました。
いつ重症呼吸不全が来ても対応できるように勉強していきたいと思います。
現勤務先では患者のVV-ECMOの管理をする症例は少なく、実臨床に即したことを教えてくださり、大変勉強になりました。 カテーテルの選び方やECMOを確立している患者の急変時対応や、回路が回らなくなったときのトラブルシューティングなど、具体的な対応を教えてくださり、今後の実際の患者さんへの導入・管理に向け十分に復習させていただきます。
普段の業務ではECMOに触れる機会がないため、今回のような実践さながらの研修に参加することができ、大変学びの多い時間を過ごすことができました。いつ目の前に重症呼吸不全の患者が搬送されてくるか分かりません。
繰り返しシュミレーションをしておく必要があると改めて実感いたしました。
今後もこのような機会があれば是非参加させていただきたいです。
以上のように当教室で専攻医向けとして行っているon the job training:シム祭りで実臨床で経験する機会は少ないですが、実際に訓練・経験しておかないとたちいかない症例のトレーニングを上級医が責任を持って、”熱く”指導しており、実臨床でいつでも実践できるような訓練をしています。
専攻医の先生方からの評判も上々であり、2週間毎に行われている専攻医勉強会とともに教室員教育に力を入れています。
また、今回のシム祭り-ECMO編などの講習会の他、本年度は第33回日本経皮的心肺補助研究会(2023/3/4 京都国際会議場)を当教室が主催で開催いたします。ぜひご参加いただけると幸いです。どうぞよろしくお願いします。
第33回PCPS研究会の詳細はこちら。