学術活動 2020.05.20
報告; AMED研究事業採択
-「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」-
2019年11月より世界中に広まり、多数の感染者・死者を出した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。まだそのウイルスとしての特性・特徴が不明な点が多く、さらなる研究が世界中で求められている。さらにCOVID-19の予防・診断・治療も日進月歩に進んでいます。
当教室は日本でCOVID-19が報告された当初から診療に携わり、病院前活動および臨床部門では関連施設も含み、厳密な集中治療管理を行い、多くの命を救ってきたとともに、患者検体を用いた基礎研究を同大学内の各部署(微生物学・免疫学等)と協力し、日々研究を続けてきました。
今回、さらなるCOVID-19研究の追求のため、日本医療研究開発機構(AMED)の「新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」を救急医学教室が研究責任者となり申請し、学内選考通過(学内1件のみ)し、一次選考・二次選考を無事通過し、正式採用となりました。
文科省による科研費はもとより、今回のAMEDからの研究費を獲得できることは教室にとって極めて栄誉なことであり、基礎研究を立ち上げ、たった2年強で獲得できたことは。非常に素晴らしいことと思います。
基礎研究グループリーダー西井基継講師を先頭に、他の基礎研究室・企業とのタイアップも含め、今後もCOVID-19をはじめとし、多くの疾患・病態の基礎研究からの様々なアプローチで、多くの病態解明に努めていきたいと思います。
引き続き横浜市大救急医学教室として基礎・臨床の両方で活発な活動を続けていきたいと思います