活動報告

   学術活動    2018.6.20
 

横浜市立大学附属市民総合医療センターの中嶋医師が EVTMで発表しました。

中嶋先生が EVTMで発表されました。以下、中嶋医師からの学会参加、発表報告です。


 この度6月7日から9日までスウェーデンで開催された第2回EndoVascular rescuscitation and Trauma Management (EVTM) round table symposiumへの参加しました。
  EVTMは、外傷蘇生のマネージメントにつき外傷医、血管外科医、IVR医、集中治療医、救急医など様々なバックグラウンドを持つ医師が集まり議論することを目的とした学会です。発表演題のほとんどがREBOA/IABOに関連するもの(各国での使用の実情、血管へのアクセス、合併症、prehospitalでの使用、トレーニングなど)でした。
 各施設でのREBOAの使用については新しい知見は少なく、既存の論文の紹介にとどまるものが多かったですが、日本発の論文が度々引用されておりました。
 日々の臨床でやっていること、疑問に思っていることが各国でも同じように行われていたり議論されていることに安心するとともに、この分野での日本の存在感はまだまだ大きいと感じました。
 内因性CPAに対するREBOAの使用についての報告や基礎研究の報告も散見され、REBOAの今後の可能性については世界各国がしのぎを削っているようです。『今はREBOAのバブル期』との声もあり、それだけ世界的に注目度の高い分野でもあると実感しました。