教室内勉強会

  専攻医・教室内教育   2022.10.28
 

2022年度災害医療勉強会を開催いたします

2022年度教室内災害医療勉強会
-いつ来るかもしれない未曾有の災害に備えて-

 

コロナ禍で中止されていた災害訓練が2022年度より全国各地で随時再開されており、教室員も多く参加しております。また、日常診療において局所災害の対応を行ったり、今後起こりうる広域災害への備えをすることも救急医として求められることかと思います。

 

教室員全員が災害現場を多く経験しているわけではなく、特に若手教室員がDMAT研修会などを通して災害対応を勉強する機会に加えて、現場経験の多い教室員からの教室内講演会を聞き、現場で実践できるようにしたいと思います。
そこで、今年度も教室員を対象として災害対応勉強会を開催することとさせていただきました。
局所災害、広域災害、CBERN災害、組織論について、下記スケジュールとテーマでの開催を予定しております。(※順序や内容など変更の可能性あり)

 

第1回「DMATの基本の基ー最新のDMAT-L研修会よりー」
講師:横須賀共済病院 救命救急センター長 土井智喜先生
日時:11月8日オンライン開催予定
 
第2回「救急医として知っておくべき局所災害対応の組み立てー京急線脱線事故と
津久井やまゆり園多数殺傷事件の実例から考える」
講師:横浜市立大学附属市民総合医療センター 高度救命救急センター長/教授 竹内一郎先生
 
第3回「救急医として知っておくべき大規模災害対応ー九州熊本地震などから考え
る神奈川県でのSCUや広域医療搬送までー」
講師:横浜市立大学附属市民総合医療センター 高度救命救急センター長/教授 竹内一郎先生
 
第4回「統括DMAT研修から学ぶ本部運営ーDMATのその先へー」
講師:横浜市立大学附属市民総合医療センター 高度救命救急センター 診療講師 谷口隼人先生
 
第5回「病院からみたCBERN対応ー2022年7月6日横浜市で開催した大規模NBC訓練をふまえてー」
講師:横浜市立大学附属市民総合医療センター 高度救命救急センター長/教授 竹内一郎先生
 
第6回「組織をつくるーチームビルディングとコミュニケーションについてー」
講師:横浜医療センター 副院長/救命救急センター長 古谷良輔先生

このように、専攻医定期勉強会のほかにも、教室全体で勉強会を行なっております。
災害対応勉強会の内容は適宜報告させていただきます。


上記の勉強会は2021年度チーフレジデント菊池医師の発案のもと、当教室で災害医療を数多く経験してきた先生方による講義をoff the job lectureとして随時行っております。隔週の専攻医勉強会とともに、非常に実践ですぐに活用できる知識ばかりです。当教室では若手教育のみならず、教室全体のレベルアップに常に努めています。