神経画像: 統合失調症・パニック症をはじめとする精神疾患の画像解析
分子生物学: 統合失調症・気分障害の分子遺伝学的病態研究、人の行動の分子遺伝学的基盤
老年・認知症: 神経変性性認知症疾患の神経病理学・免疫生化学的研究、老人専門外来
臨床精神薬理学: 難治性・副作用の薬理遺伝学的研究、治療応答性の個体差の研究
神経免疫学: 膠原病・橋本脳症など免疫性神経疾患の臨床研究
自殺予防・救急:自殺予防のための臨床研究、身体救急と精神科救急の連携に関する研究
社会精神医学: 回復を目指した心理教育ツールの開発、復職支援プログラムの開発
リエゾン: リエゾンチームにおける臨床研究
緩和医療・サイコオンコロジー: 緩和医療部・緩和ケアチームにおける臨床研究
脳波・てんかん: てんかん専門外来
児童精神医学: 小児に特有な疾患・病態に関する臨床研究
その他:金沢八景の横浜市立大学保健管理センターと連携し、大学の学生・教職員のメンタルヘルスの包括的な調査や、メンタルヘルス危機介入活動に基づく知見を研究として取りまとめています。
いずれの研究も、附属病院(金沢区福浦)、市民総合医療センター(南区浦舟町)、関連施設、地域や学術団体を拠点に、常に臨床や地域保健活動を実践する形式で行われています。
老人クリニック(認知症疾患医療センター)、脳波・てんかんクリニック、児童精神科といった専門診療や、コンサルテーション・リエゾン、緩和ケア、デイケア(統合失調症リカバリー、うつ病復職支援)という日常診療活動が、 研究と連結しています。また、精神医学教室の実験室は実験機器も充実しており、生化学、薬理、免疫、神経病理、分子生物学の基本的な実験や神経画像の解析は教室内で実施可能です。研究チームはチームが個々に分かれて活動するというよりも、それぞれが混じり合い、互いに連携しながら研究を進めているのが特徴です。実際に、教員や大学院生の一部も研究チームをまたがる複数のプロジェクトに参加しています。
毎年優れた研究業績を認めた教室スタッフに横井賞が授与されています。