2020.10.29

『あるペインの少女クララ』動画配信スタート

アニメで解明「あの“クララ”が歩けるようになった謎」

『あるペインの少女クララ』動画配信スタート

日本でも大勢のファンを持つ物語『アルプスの少女ハイジ』(ヨハンナ・シュピリ著)に登場する車椅子の少女クララを題材に、慢性痛の基本(急性痛と慢性痛の違い)と集学的痛み治療の考え方が簡単に学べるアニメ『あるペインの少女クララ』を製作しました。

『アルプスの少女ハイジ』では、幼いころから歩くことができず、長いこと車椅子で暮らしていたクララが突然立ち上がり、歩けるようになるシーンが、ドラマ最大の山場として描かれていますが、「なぜ歩けるようになったのか」についてははっきりとは描かれていませんでした。

今回のアニメでは、慢性痛の専門医がその謎を解き、分かりやすく解説しています。

クララが歩けるようになったのは、ハイジの優しさとアルプスの自然がもたらした単なる奇跡ではなく、ちゃんとしたエビデンスがあったのです。

なお本アニメは、日本の慢性痛医療を進化させる取組みを進め、慢性痛患者にとどまらず、医療者や広く一般に公開し、意識啓発普及の取組を協働して実施するために、公立大学法人横浜市立大学とあたらす株式会社(神奈川県川崎市)がPfizer Grant(Grant ID :44116117)*注を活用し、協働で製作したものです。

「&慢性痛」運営者
横浜市立大学附属市民総合医療センター
ペインクリニック内科

*注

Pfizer Grant(Grant ID :44116117)は、ファイザー株式会社による「〈公募型〉医学教育プロジェクトによる助成」事業です。

「医学教育プロジェクト」は、ファイザーが定める対象疾患領域で特定されたギャップを埋めるためのプロジェクト。横浜市立大学は2018年に公募に申請し、採択されました。

「医学教育プロジェクト」申請者(施設・団体)がそのプロジェクトの企画・立案・実施・管理において、法的・倫理的責任を負うものであり、ファイザーがそのプロジェクトの立案に関与(内容に関するアドバイスを含む)したり、実行に一切関与するものではありません。