日本眼科学会学術奨励賞を受賞
平成30年度の日本眼科学会学術奨励賞を竹内正樹医師が受賞し、第123回日本眼科学会総会において授賞式と記念講演が執り行われました。
日本眼科学会学術奨励賞は眼科学の進歩発展を図り、若くて優れた研究者を助成、育成する目的から日本眼科学会によって設立された権威ある賞です。
竹内正樹医師らが報告した、ベーチェット病の遺伝子解析研究(Takeuchi et al., Nat Genet. 2017)が我が国の眼科学の発展に貢献したことが認められて、今回の受賞に至りました。本研究によってベーチェット病の新規感受性遺伝子が複数同定されただけではなく、感受性遺伝子がベーチェット病の病態にどのように関わっているのかが明らかとなりました。そして、本研究から得られた知見はベーチェット病の新たな治療ターゲットとなり得るものであり、将来的なベーチェット病の新規治療の開発につながることが期待されています。