腫瘍クリニック
第1・3・5週 月曜日 午後
国立がんセンター中央病院眼科で33年間眼腫瘍を専門に診療した金子 明博医師が担当しています。
眼腫瘍の診断、治療を行っています。眼腫瘍は発生する部位により、眼瞼、角結膜、眼球内、眼窩内に分かれます。眼瞼腫瘍ではまぶたに痛みや赤みを伴わない腫れ物ができ、角結膜腫瘍では黒目の一部が濁ったり、白目が部分的に突出したりします。眼球内の腫瘍では視力が低下したり、視野が狭くなったり物が歪んで見えたりします。乳幼児では瞳が白く光る症状があります。眼窩内腫瘍では眼球突出や物がずれて二つに見える復視、視力低下、眼痛などがおこります。腫瘍はその性状により悪性腫瘍と良性腫瘍に分かれます。悪性腫瘍にも転移が起こりやすく、生存率の低い高悪性度のものと、良性腫瘍に近い性質で、稀に転移するだけで、生命に対する危険が低い、低悪性度のものとがあります。眼は視力と共に容貌の中心としても重要なため治療は出来るだけ視機能や外観を美しく残すように手術、放射線治療、化学療法などを適切に選択して行うよう心かけています。診断、治療に関して、眼科医の考え方が異なる事も多いのでセカンドオピニオン目的だけの受診も歓迎いたします。