本学形成外科教室について
本学形成外科教室についての特徴
横浜市立大学形成外科は、1968年に日本の大学病院では5番目、公立大学病院では初めて開設された50年以上の長い歴史を有します。
福浦の大学附属病院並びに救急救命センターへの出向も行っている附属市民総合医療センターを軸に、神奈川県立こども医療センターや関東労災病院、横浜労災病院など10以上の関連施設を有する日本でも有数規模の形成外科教室と思われます。
当教室では、形成外科の全ての領域にわたる幅広い研修が可能であると伴に、リンパ浮腫や顔面神経麻痺再建、血管腫・血管奇形や皮膚悪性腫瘍に代表される皮膚軟部腫瘍、眼形成治療、乳房再建、先天性疾患など、特徴ある診療内容を有し、国内外に様々な発信を行っています。特に附属病院においては、耳鼻咽喉科や口腔外科、脳神経外科との頭頸部再建並びに消化器外科からの肝移植に代表される他診療科からの再建手術にも一丸となって取り組んでおり、皮膚科をはじめとした関連診療科と円滑なチーム医療を推進することで、横浜市立大学全体の高度先進医療の実現そして発展に寄与しています。
形成外科は、外科的手段によって患者さんの精神的・心理的な苦痛・痛みを軽減し、患者さんの社会復帰や生活の質の向上を促す身体ー精神ー外科学とも言われます。新生児からお年寄りまで幅広い年齢の患者さんに対応すると伴に、頭から足先まで対象疾患は全身に及びます。女性医師がより力を発揮しやすいと思われる領域や限られた時間の中で高い専門性の継続が可能な分野も存在します。医局員個々の多様性や個性を尊重し、男女や国籍の差無く、息の長い活躍が出来る環境や体制を構築することで、バランスの良い臨床医の育成を推進しています。また、柱となる領域を中心に、国内外に発信可能な臨床・基礎研究を促進し、「リサーチマインドを持った臨床医」そして「Surgeon scientist」の育成を目指しています。
医局員の出身大学も様々で、女性医師も多く在籍し、関連施設長や医局員との合同会議を定期的に行いながら、まとまりのある教室運営を行っています。 横浜並びに神奈川県への地域医療の充実と伴に、大学に根ざした国際性、進取性に富む学風を体現するグローバルな発展を目標にしており、基礎研究の充実や海外留学も含めた国際交流も今後積極的に行っていく方針です。
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