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後援会副会長(国際商学部長)ご挨拶

後援会副会長(国際商学部長) 和田 淳一郎

後援会副会長(国際商学部長)ご挨拶

後期が始まりました。横浜市立大学では交換留学を進めており、特に秋からは多くの交換留学生を受け入れることになります。英語しかできない交換留学生(1)受け入れのため、英語で学ぶ専門科目も数多く準備されており、専任教員はもちろん、欧米の大学や国際機関からの招聘教員をも含む非常勤講師による多様な英語での専門科目が講じられております。国際商学部(2)では少なくとも1科目以上の英語による専門科目の単位修得が義務づけられていることもあり、一学年260名の日本人学生が散るこれらの科目では、欧州からの留学生の比重が高いこともあって、見た目からして国際性豊かな教場が形成されています。

Practical Englishという独特の名称が使用されているために分かりづらいのですが、本学ではTOEIC600が事実上の3年次進級要件(3)となっております。某有力私学が、令和4年度の同大IRデータに基づき「TOEIC得点600点以上取得者3人に1人」とホームページ上で宣伝しておりますが、本学では就職戦線に出る全学生がTOEIC600を持っている状況になっております。

“3人に1人”と“全学生”の違いには、3倍以上のご評価をいただいてもよいのではないかと考えているところですが、TOEIC600は、国際企業、国際部門で活躍するには全く不十分なものです。横浜市立大学では、2年前期後半(2Q)などで海外語学研修に出やすい機会も準備されておりますが、専門を積み上げていくタイプの学部では、必ずしも推奨されるものではなく、3年次後半から4年次前半にかけての正規交換留学をお勧めしたいところです。

ヨーロッパへの語学検定試験であるIELTS受験への後援会補助などもいただいておりますが、ウィーン大学、ベネチア大学、ゲーテ大学(経済経営学部)を始めとするヨーロッパの有力大学が数多く準備されているのにも関わらず、交換留学は若干入超気味です。2Qの海外語学研修などと違い、3年次後半から4年次前半への正規交換留学は就活においても留学生扱いになり、面接はzoom、本学側で準備された同時履修制度により4年での卒業も可能です。しっかりと専門基礎も築いた上で行われる正規の交換留学は、単なる語学研修を超えたものがありますので、各ご家庭で検討いただけましたら幸いです。

  1. 令和7年度後期からの受け入れ交換留学生数
  授業で使われる言語 小計
  日本語 英語
一年 半期 一年 半期 一年 半期
教養 4 1 3 14 7 15 22
2 4 6 13 8 17 25
      2   2 2
DS   1   1   2 2
6 6 9 30 15 36 51
  1. 国際商学部、理学部、医学部の3学部は、文部科学省「全国学生調査(第4回試行実施)」ポジティブリストの「主に英語で行われる授業の履修(語学科目を除く)」でベスト10にランクインしています。https://www.mext.go.jp/content/20250930-koutou02-000001987_2.pdf
  2. IELTS5.0やTOEFL-ITP500などで進級要件を確保する学生もいますが、ほとんどの学生は企業が評価基準に使うTOEICを受験します。