皆さま、日頃より後援会活動へのご理解とご協力を賜り感謝申し上げます。
この原稿を書いているのは梅雨入り前の6月初旬です。5月の東京は雨の日が多かったものの、半分くらいは晴れて湿度の低い気持ちの良い春日を楽しめました。これから梅雨入りですが、体調管理特に熱中症に注意して過ごしましょう。
このところ日本では令和の米騒動のニュースで持ち切りでしたが、長嶋茂雄さんが亡くなられて以降は”ミスタープロ野球“こと昭和のスーパースターの特集一色となりました。私も巨人・大鵬・卵焼きの世代ですので、巨星の訃報に寂しさを禁じ得ません。長嶋ファンの一人として心よりご冥福をお祈りします。
ということで、今回のコラムは長嶋茂雄特集とさせていただきます。
それにしてもマスコミは凄いですね。訃報直後から大特集を組める準備が出来ていた訳です。話題には事欠かない昭和のヒーローですが、いろいろな特集の中には私が知らなかった秘話も多くありました。
現役時代に米ドジャースからオファーがあり、本人は行きたかったが日本球界が止めたとか。もしメジャーリーガー長嶋が誕生していたらと考えるだけでも楽しくなります。
戦後の日本人に対するアメリカ人の印象が変わっていたかもしれません。勿論良い意味で。テレビCMの“大谷vs長嶋CG対決”も夢があって秀逸です。
他にも特集で気付いたスーパースターの特質を並べてみます。
・周囲は彼を天才と呼ぶが、実は自分に厳しい努力の人。
・本質的には勝負師であり、選手としても監督としても徹底的に勝ちに拘る。
・ファンあってのプロ野球が信条。フルスイングでヘルメットを飛ばす。三振したらバットを叩きつけ悔しがる。簡単なゴロを難しそうに捌き華麗に送球。
等々常に魅せる野球を実践。優れたアスリートでありながら、エンターテナーとアーティストの感性を持って野球を愛し楽しんだのでしょう。
・ご本人曰く、「判断はデータ4割、感性6割」。周りには感性8割に映りますが。
・明るい人柄からか、訃報特集でも何故か明るいトーンに包まれるのが不思議です。
長嶋さんと同時代には、相撲の大鵬やプロレスの力道山も絶大な人気を博していました。戦後間もない昭和30~40年代の日本人は長嶋茂雄や力道山を通して明るい未来を夢見ていたのかもしれません。
先の大戦において東京を始め日本のあちらこちらが空襲を受け焦土と化し、長崎、広島への原爆投下という悲惨な形で終戦を迎えました。国民の多くが親族や友人を失いました。戦勝国による東京裁判が行われ、GHQ主導による日本統治が続きました。“何の為の戦争だったのか”という自戒と消失感が国中を覆っていたに違いありません。その負の心情を覆い隠すかの如く、戦後復興にまい進した日本。
高度経済成長という高揚感の中で、敗戦によって打ち砕かれた自尊心を取り戻しつつあった日本人にとって、長嶋茂雄というスーパースターは日本復興のシンボル的存在であったのではないでしょうか。
時代は変わり日本国民の大半は戦争を直接的には知りません。それは平和が続いている証しで素晴らしいことです。
一方、世界のあちらこちらで戦争、紛争は起きており、日本が巻き込まれないという保証はありません。そうならない為に日本、日本人は何をすべきか。
私は防衛論に反対するものではありませんが、グローバル化し複雑化した世界情勢の中で、軍備による抑止だけでは不十分だと考えています。あらゆる国家間の相互理解と人の繋がりによるセーフティネットワークが軍備以上の抑止力になると信じています。
スポーツや音楽を通し心で繋がる世界。ビジネスを介したグローバル金融、物流、情報、人脈ネットワーク。教育の場において国際交流し、お互いを高め合い国際人材を育てる。地球という生命体を共有し共生する国際社会への参加と貢献。
誰にでも扉は開かれています。(トランプさん、扉を閉じないで!)
長嶋茂雄があの時代に叶えられなかった夢、ドジャースのユニフォームを着て活躍する大谷翔平の姿に日本の未来への希望を見る思いです。
“長嶋茂雄特番コラム”にお付き合いいただきありがとうございます。
今年も酷暑の夏が予想されます。どうぞご自愛ください。
後援会は大学教職員と共に、学生の皆さんの充実した大学生活を支援してまいります。
1955年生まれ、長崎県佐世保市出身
1979年3月 横浜市立大学商学部卒業
1979年4月 小西六写真工業株式会社入社
1985-90年 欧州(ドイツ、イタリア)駐在
1997年- 米国駐在
2005年 コニカミノルタビジネスソリーションズ U.S.A., Inc. 社長
2013年 コニカミノルタ株式会社 常務執行役 Global販売本部長
2016年 コニカミノルタジャパン株式会社 代表取締役社長
2020年 コニカミノルタ株式会社 上級特任顧問
2022年 退任
趣味:音楽(洋楽シンガー)、植木(庭師を目指し修業中)
趣味の音楽では定期的なバンドライブに加えソロ活動を始めました。
最近では横浜野毛近辺のライブハウスに出没しています。
写真は浜松町日の出桟橋近くにあるカフェの屋外ステージ。
原口後援会会長が出版したエッセイを金沢八景キャンパス学術情報センターおよびグローバル推進室へ寄贈しました。
YCU REUNION(横浜市大同窓会)SDGsオンラインセミナーで原口会長が講演しました。
http://www.shinkoukai-web.jp/pages/85/#block965
”良いオフィスとは”をテーマに横浜市立大学の学生がコニカミノルタジャパン株式会社にプレゼン
https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2022/20221219kuroki-zemi.html
本年度の後援会活動の年間スケジュールを以下にお知らせ致します。
尚、スケジュールや内容は今後変更や修正の可能性がある点ご理解願います。
開催時期 | 後援会活動スケジュール | |
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2025年 | 4月 | 新入生保護者理事選出、ホームページ更新(会長コラム春号掲載、役職者の変更、新副会長ご挨拶、事業紹介一部更新) |
6月 | 理事会開催(理事の選出について) | |
7月 | 定時総会(書面決議)、HP更新(会長コラム夏号掲載、保護者説明会の開催について) | |
9月 | YCU保護者説明会開催、HP更新(NEWS LETTER(総会報告)掲載) | |
10月 | HP更新(会長コラム秋号掲載) | |
12月 | NEWS LETTER 2025(活動報告)発行・送付、HP更新 | |
2026年 | 1月初旬 | HP更新(会長コラム冬号掲載) |
3月 | 理事会開催、HP更新(事業紹介一部更新) |