附属病院の若手放射線科医の業務
今回は附属病院(福浦) 放射線診断科 シニアレジデント3年目の伊藤先生より若手放射線科医の一日を戴きました。
当科を検討している先生方の参考になればと思い、当院の魅力と附属病院の若手放射線科医の日常業務を簡単にご紹介させて頂きます。
当院の魅力は大学病院ならではの珍しい症例や難解な症例を経験できることや、専門医が多く、指導体制が整っていることが挙げられます。Commonな症例は市中に比べれば少ないですが、外勤などで十分経験できると思います。
関連病院が横浜市内を中心に、神奈川県内にまとまっているのもメリットだと思います。
〈大まかな一日の流れ〉
朝 読影&チェック
午前 IVR/読影/検査番
昼休憩
午後 読影/検査番
夕方 読影&チェック/自主勉強/研究など
読影については特にノルマはありませんが、病態を意識して1枚1枚を丁寧に読むということが重要視されています。当院はPETやSPECTも読むことができるため、核医学分野も勉強することができます。
CT、MRI、RIの検査室当番は主にシニアレジデントとローテートしている初期研修医を中心とした若手医師が担当しています。時には専門医と入り、読影のアドバイスを頂いたり、撮像プロトコルをその場で相談したりすることもあります。
IVRはAVSやCVポート造設などの予定のものが比較的多いですが、満遍なく経験できると思います。当院は2次救急病院のため、緊急のIVRは少なめですが、3次救急病院であるセンター病院では盛んに行なわれています。指導医の先生から優しく教えて頂けるので、苦手な方でも大丈夫だと思います。
私は大学院にも入っており、日常業務と並行しながら研究も行っています。今年から着任された宇都宮教授と相談しながら、テーマを決めて今年度から研究をスタートしました。
現在シニアレジデントは5人で、皆で仲良く和気藹々と研修しています。学年が近い専門医の先生も多く、分からない事があれば相談しやすい環境だと思います。
簡単ではありますが、少しでも実際に働いた時のことがイメージできれば幸いです。
皆さんの入局をお待ちしています!
2019.07.24