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研修体験記

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大学院

1846年世界で初めて吸入麻酔を使用されました。そこから100年以上経過した現在でも「なぜ人は麻酔で意識を失うのか?」という根本的な理由は分かっていません。しかし2020年5月アメリカの研究グループがナノスケールの観察技術を用いて、麻酔が細胞膜に働きかける様子を観察することに成功し、その解明に期待がかかっています。
麻酔・集中治療領域には研究面でも非常に魅力的な分野です。

私は他大出身ですが、地元が横浜で、全身管理に興味があったので、横浜市立大学麻酔科の扉をたたきました。学生時代より研究に興味があったので専門医取得後に大学院に進学しました。現在肺動脈の収縮メカニズムの研究をしています。大学院生に無休で臨床業を働かせるブラック研究室の話はよく聞きますが、当医局ではそのようなことはありません。むしろ大学院生中は研究に集中できるよういろいろサポートしていただいています。おかげさまで先日の日本麻酔科学会総会で私の研究が優秀演題に選ばれました(コロナで学会は開催されず残念でしたが…)。先輩方は国際学会で優秀演題を獲得しているので、今後はそこを目指して頑張っていきたいと思っています。

横浜市立大学麻酔科学教室は、日本国内でも屈指の指導者、環境がそろっていて、研究を学ぶのに適した医局です。是非一度研究室に見学に来ていただければ、その雰囲気を実感していただけると思います。興味のある方お待ちしております。

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