研究

留学

集中治療部の出井です。このたびSeattleのUniversity of Washington(UW)にobserverとして
短期臨床留学をさせて頂きましたので報告します。
UWは米国でも有数の歴史ある名門大学として知られ、現在も米国の医療を牽引している施設です。
UW medical centerでは心臓胸部外科だけでも肺移植、LVAD(左心補助装置)植込み、
TAVR(経カテーテル的大動脈弁置換術)などを中心に年間2000件前後の手術が行われています。
私が研修した心臓胸部外科ICUはこうした術後患者の周術期管理を担当し、
十数床のベッドは次々と重症患者で埋まっていきます。
日本では限られた施設でしか行われていないこうした手術の周術期管理を、
豊富にかつ間近で学べたことは非常に大きな収穫でした。
またICUチームはattendingと呼ばれる責任医師、フェロー、レジデント、Nurse Practitioner、
薬剤師、呼吸療法士などから構成され、私が滞在した時期は富樫先生という麻酔科医師がattendingとしてチームを
まとめていらっしゃいました。日本と比較し他職種の医療行為が幅広く認められている米国では、
医師は患者の治療方針を提示しチームをまとめ、彼らを指導し、そして緊急事態に的確に対応することを
より求められています。駆け出しの集中治療医の私にとって、こうした役割の違いや要求されるリーダーシップを
実感出来たことも貴重な経験でした。
充実した2週間はあっという間に過ぎました。この度こうした機会を与えてくださった後藤教授、
UWのMackensen教授、富樫先生に厚く御礼申し上げるとともに、
得られた多くの経験や知見を今後に生かしていきたいと思います。

写真 University of Washingtonのキャンパス

緑が美しいUniversity of Washingtonのキャンパス

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