本教室では、データサイエンスと疫学手法を応用して、保健医療上の課題に対してエビデンスを創出し、そのエビデンスを社会に還元することにより、新しい健康社会を実現することを目標としています。
当教室の活動(教育活動など)について紹介いたします。
実施中の研究プロジェクトを紹介します。
当教室のメンバーを紹介します。
当教室のメンバーによる研究論文等の発表について紹介します。
教育研究で協働しているヘルスデータサイエンス専攻へのリンクです。
【2型糖尿病患者における受診中断既往・HbA1c値とその後の受診中断リスクの関連】
当教室の後藤温による、2型糖尿病患者における受診中断既往・HbA1c値とその後の受診中断リスクの関連を検討した論文が BMJ Open に掲載されました。
過去の受診中断歴がその後の受診中断リスクと関連し、受診中断歴がない人では、HbA1cが6.0–6.9%の人に比べて、10%以上の人で受診中断リスクが高いことが分かりました。
これらの結果は、個々の患者に応じた支援の検討や、受診継続を促す対策に役立つ可能性があります。
【よこはま若者コホート研究:続報】
7月よりご案内を開始した「よこはま若者コホート研究」について、これまでに約2,000名の方にご案内をお届けし、251名の方にご参加いただいております。ご協力いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。
本研究は、若者の“心”と“からだ”の健康を守るために、大切な基礎資料となるものです。
今後も対象となる皆さまに順次ご案内をお送りします。対象となった方には、ぜひご協力をご検討いただけますと幸いです。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
【UK biobankデータを用いた睡眠時間と2型糖尿病発症リスクとの関連】
大学院生・特任助手の黒田浩行さんらによる、UK Biobankのデータを用いて、メンデルランダム化法により睡眠時間と2型糖尿病リスクとの関連を検討した論文が Journal of Diabetes Investigation 誌に掲載されました。
【よこはま若者コホート研究が始まります】
横浜市と横浜市立大学が協力し、16〜29歳の若者を対象にした調査研究
「よこはま若者コホート(Yokohama Youth Cohort)」がスタートしました。
この研究は、横浜市の若者の“心”と“からだ”の健康を守るために、今後の施策に役立つ重要な資料となります。
対象となる皆さまは、ぜひ調査へのご協力をご検討ください。
【日本人におけるコーヒー摂取と食道がん罹患率】
JPHC研究のデータを用いて、中山泉助教らが日本人におけるコーヒー摂取と食道がん罹患率との関連を検討した論文が Journal of Nutrition 誌に掲載されました。
【後藤温教授がヘルスデータサイエンス専攻の連携教員に着任】
後藤教授は2020年以降大学院データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス(HDS)専攻で指導教員を務めてきましたが、2025年度より同専攻の連携教員として学生の研究指導を担当することとなりました。
【医学研究科 医科学専攻 修士課程・博士課程の学生募集】
出願期間は、修士入試(第一期):5/30(金)~6/5(木)、博士入試(第一期):8/22(金)~8/28(木)です。
疫学やデータサイエンスを活用した医学研究に関心がある方はぜひ出願をご検討ください!
【日本人における社会経済的地位と糖尿病有病率】
JPHC-NEXT研究のデータを用いて、日本人における社会経済的地位と糖尿病有病率の関連を検討した論文が Mayo Clinic Proceedings 誌に掲載されました。
【アジア人におけるいびきと心血管疾患の関連についてのEditorial】
メンデルのランダム化法を用いてアジア人におけるいびきと心血管疾患の関連を検討した研究についてのEditorialが Respirology 誌に掲載されました。香港大学のShiu Lun Au Yeung教授らとの共著論文です。
【メンデルランダム化法のチュートリアル論文】
メンデルランダム化法について解説した論文が Annals of Clinical Epidemiology 誌に掲載されました。香港大学のShiu Lun Au Yeung教授らとの共著論文です。
【透析施設への下肢末梢動脈疾患指導管理加算の影響分析】
ヘルスデータサイエンス専攻の卒業生の鈴木康紀さん、清水沙友里先生、筑波大学の岩上将夫先生と実施した、「透析施設への下肢末梢動脈疾患指導管理加算が末梢動脈疾患の診療やアウトカムに及ぼす影響」についての論文が発表されました。鈴木さんが粘り強く取り組んだ研究が論文となってとてもうれしいです。イベント数と追跡期間が十分ではないのでアウトカムは再評価する必要があると思いますが、このように医療政策をデータで検証する研究を続けていきたいです。
【疫学会ニュースレターでの研究室紹介】
疫学会ニュースレターで研究室紹介をさせていただきました。貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。同ニュースレターでは、桑原准教授の企画で、人の健康と地球の健康の双方を一体的に捉える「プラネタリーヘルス」が特集されています。是非ご一読を。
【赤肉・加工肉摂取と2型糖尿病リスク】
日本人を含む世界20カ国から約200万人のデータを分析した大規模研究により、赤肉・加工肉の摂取量が多いと2型糖尿病のリスクが高いことが明らかになりました。澤田典絵客員教授、後藤温教授が研究プロジェクトのメンバーに入っており、日本のJPHC Studyの結果も含まれている研究成果です。