Native T1 heterogeneity for predicting reverse remodeling in patients with non-ischemic dilated cardiomyopathy.
Minori Kinoshita, Shingo Kato, Sho Kodama, Mai Azuma, Naoki Nakayama, Kazuki Fukui, Naka Saito, Tae Iwasawa, Kazuo Kimura, Kouichi Tamura, Daisuke Utsunomiya
Heart Vessels. 2022 Mar 23. doi: 10.1007/s00380-022-02057-4. Online ahead of print.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35320392/
木下さんは、2020年度のリサーチクラークシップに放射線診断科を選択し、本研究に取り組みました。T1マッピングという心筋組織の障害を定量的に評価できるMRI画像を特殊なソフトウェアを用いて解析しました。今回の研究では、画像のもつ信号値を見るだけでなく、信号値のばらつき(標準偏差)を評価することによって、非虚血性心筋症の患者さんの薬物反応性をより高い精度で評価できることを見出しました。この信号のばらつきは心筋組織の病理組織像の不均一さ(正常心筋細胞、線維化、浮腫など)を反映していると考えられ、臨床的な予後と相関することが示唆されました。
本教室では、リサーチクラークシップの学生さんに対しても、積極的な指導を行っており、本人の希望に応じて論文執筆まで指導を行っています。
2022.04.18