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加藤 真吾 助教の症例報告がCirculation: Cardiovascular Imagingに掲載されました。

免疫チェックポイント阻害薬の稀な副作用として急性心筋炎の発症が知られていますが、本症例では心臓MRIを用いて、その診断をし得た症例です。

MRIを用いた急性心筋炎の診断のポイントとしてはT2強調画像での”心筋浮腫”とT1マッピングでの“非虚血性の心障害”の2点が重要です。

本症例ではステロイドによる治療も行われましたが、治療による心筋浮腫の改善もT1マッピングで評価することができました。

Acute Myocarditis by Immune Checkpoint Inhibitor Identified by Quantitative Pixel-Wise Analysis of Native T1 Mapping

Kato S, Fukui K, Kodama S, Azuma M, Nakayama N, Kishimoto M, Iwasawa T, Kimura K, Tamura K, Utsunomiya D

Circ Cardiovasc Imaging 2021 May 5;CIRCIMAGING120012177.

doi: 10.1161/CIRCIMAGING.120.012177. Online ahead of print.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33951932/

2021.05.20