今回は9月に 欧州IVR学会に参加されました寺内先生より参加報告を頂きました。
この度、スペイン・バルセロナにおいて開催されたCIRSE2019に参加させていただきました。
CIRSEはヨーロッパにおける最大かつ最も歴史あるIVRの学会です。96か国、7000人以上の参加がありました。
私にとっては初の海外学会であり、また以前より参加を切望していた学会ですので、胸躍らせて出発いたしました。現地までの直行便はなく、およそ18時間の長旅でしたが、疲れを感じないほど高揚しておりました。
5日間にわたる開催で、様々な分野のセッションを聴講しました。 Focus Sessions, Fundamental Courses, Expert Round Tables, Case-Based Discussionsなど自分のニーズに合わせて参加することができました。英語、特にネイティブスピーカーの聞き取りには苦労しましたが、スライドを目で追いながら必死に理解したつもりです。当院で昨年より開始した腎癌に対する凍結療法のセッションや、今後増加するであろうリンパ管塞栓に関するセッションは印象に残りました。後輩たちには少しでも会得したことを伝えられればと思っております。
また、現地では日本からの参加者も多くみられました。今まで接点のなかった他病院の先生方と会食を通じて知り合うこともでき、大変有意義な時間を過ごせたと思います。海外での日本人独特の一体感も醍醐味であると感じました。心残りは、自分の英語力の低さからハンズオンに参加する勇気が持てなかったことです。来年度以降は、是非演題登録をした上で参加したいと思っております。
最後になりましたが、快く送り出していただきました宇都宮教授および医局員の皆様方に心より感謝いたします。
2019.10.29