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加藤真吾准教授の心臓MRI総説が「medicina」2025年11月号に掲載

横浜市立大学 放射線診断学教室の加藤真吾准教授が、医学雑誌 medicina(医学書院)2025年11月号の特集「循環器診療 それ,ホント?」において、「心筋症の診療にはMRIは必要ってホント?」と題した総説を執筆しました。

本稿では、心臓MRIの基本的な読影法から、代表的な心筋症(拡張型・肥大型・アミロイドーシス・心筋炎など)の画像所見、そして臨床的な有用性について、初学者にもわかりやすくコンパクトに解説しています。

心臓MRIは、形態評価だけでなく、T1/T2マッピングや遅延造影によって心筋の組織性状を可視化できる点が最大の特徴です。これにより、心筋炎やアミロイドーシスなどの疾患を非侵襲的に診断し、治療方針決定や予後予測にも役立つことが示されています。

本特集は循環器内科医を主な読者層としていますが、放射線科医にとってもMRI読影のポイントを整理できる実践的な内容となっています。

2025.10.25