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加藤亜結美助教より第44回神経放射線ワークショップの参加報告をいただきました。

 6/27-30に開催された第44回神経放射線ワークショップに参加しましたので、ご報告致します。大会長は神戸市立医療センター中央市民病院の安藤久美子先生でした。会場は神戸メリケンパークオリエンタルホテルで、ハーバーランドを見渡すテラスがあり、メリケンパークやポートタワーなど神戸らしい景色が望めるとても良いホテルでした。

 このワークショップは各症例に対して回答者・出題者がプレゼンしていく症例検討の形式で、今回は52症例が出題されました。今回も現地・WEBとのハイブリット開催でしたが、現地参加者は300名近くと非常に多く、ディスカッションや懇親会も非常に盛り上がりました。

 私は非常勤でお世話になっている神奈川県立こども医療センターで経験したInfliximab(レミケード)によるADEM,AHLEの症例を出題いたしました。ディスカッションにて大阪公立大学の下野先生にずばりご回答いただき、コメントいただくことができ、さらに印象深い発表となりました。

 今回は3症例もVZV感染(髄膜脳炎や神経炎など)が出題されていました。先月の東京レントゲンでも横浜市大が回答を担当した症例がVZVでしたので、流行なのかなと感じました。ワークショップではDICER1症候群も2症例あり、当院で経験した症例と似ていて、非常に勉強になりました。

 たくさんの貴重な症例を一度に見ることでき、大変勉強になりました。

2024.08.22