大学(福浦)の加藤亜結美です。
7/20-22に開催された第43回神経放射線ワークショップに参加しましたので、ご報告致します。大会長は鹿児島大学の吉浦先生でした。鹿児島市街地を見渡す標高108mの高台・城山に建つホテルでの開催で、桜島の一望できる露天風呂が本当に素晴らしかったです。
このワークショップは各症例に対して回答者・出題者がプレゼンしていく症例検討の形式で約50症例をみていきます。現地参加が180名程度、WEB参加が140名程度でしたが、プレゼンターはほとんど現地参加でした。
わたしは非常勤でお世話になっている神奈川県立こども医療センターで経験したモリブデン補酵素欠損症の症例を出題いたしました。
クイズ形式の会であり、比較的稀な症例も多いですが、質疑応答で大阪公立大学の下野先生など有名な先生方の考え方などを聞くことで、着眼点のポイントや発想のヒントを得ることができました。
今回は組織球症(Rosai-dorfman disease、Erdheim-Chester disease)や、小児以外のAT/RT、WHO2021で新規採用されたdiffuse glioma(infant-type hemispheric glioma、diffuse hemispheric glioma など)が数例出され、トレンドだったように思いました。たくさんの貴重な症例を一度に見ることでき、大変勉強になりました。
2023.07.31