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加藤真吾講師の冠動脈MRAに関する論文がJournal of Cardiovascular Magnetic Resonance誌にアクセプトされました。

 冠動脈MRAは1.5T装置のMRI装置を用いると非造影かつ無被曝で冠動脈の描出が可能な検査です。筆頭著者の加藤真吾講師は冠動脈MRAのメッカである三重大学放射線診断科で、冠動脈MRA画像の撮影方法や評価方法の研究に携わってきました。

 このメタ解析の論文では34の研究から1899例のデータを抽出し解析を行いました。心臓カテーテル検査を基準とした場合の1.5 T 冠動脈MRAの診断能に関するROC下面積は患者ベース解析で0.88、血管ベース解析で0.90、セグメントベース解析で0.92でした。また、血管拡張薬、β遮断薬の使用、アジア諸国と欧米諸国による診断能の差はみられず、臨床的な有用性が高い検査であることが再確認されました。

Diagnostic accuracy of whole heart coronary magnetic resonance angiography: a systematic review and meta-analysis

J Cardiovasc Magn Reson 2023;25:36. doi: 10.1186/s12968-023-00949-6.

2023.07.10