横浜市立大学精神医学教室
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受診をご希望の方へ
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診療部長挨拶

 

サン・テグジュペリの名作『星の王子さま』にはこういう言葉があります。

「大切なものは目には見えないんだよ…」

私たち精神科医は患者さまの心の中を扱う仕事をしております。精神医学はmedical scienceの一分野であり、Evidence-based medicineによる合理的で標準化された医療を提供する必要があります。しかし患者さんと対峙した時に患者さんの本当の苦悩(大切なもの)は何か?私たちは分かっているのでしょうか?

精神症状や身体症状の後ろに隠された「目には見えないもの」を大切にしながら日々の臨床を行なっていきたいと考えています。

令和2年1月8日

横浜市立大学大学院医学研究科精神医学主任教授 菱本明豊


 

医局長挨拶
横浜市立大学医学部精神医学教室のホームページにようこそお越し下さいました。平成29年度より医局長を務めます、須田 顕と申します。私から、当教室で精神科医としてのキャリアを始めようとしている方々に向け、当教室の特徴を簡単にご紹介します。

当教室では精神科医としての幅広い経験が積めるように、入会後3年間で附属病院、附属市民総合医療センター、関連病院(総合病院精神科や精神科病院)をローテーションするプログラムを組んでおります。2つある大学病院は、附属病院は開放病棟、附属市民総合医療センターは閉鎖病棟で、両病院での研修を通じて精神科救急症例、緩和ケア、リエゾン、難治症例を含めほぼ一通りの精神疾患、治療についての基礎的な知識・経験を身につけることができます。どちらの病院にも各領域の経験豊富な指導医が配置されており、困難にぶち当たってもチーム一丸で取り組む姿勢でおりますので、安心して研修を積むことができます。関連病院では半ば独り立ちした形でチーム医療のリーダーシップをとって、実戦経験を積んでいただきますが、各関連病院にも指導経験豊富なスタッフが必ずいますので、いざというときのサポートも万全です。3年間で精神保健指定医・精神科専門医の要件を満たす症例経験を積むことができます。

その後はさらに、皆さんの御希望に応じて、児童精神科・認知症・てんかん・依存症・リエゾン・緩和ケアなどの専門領域のエキスパートとなる道も用意されています。御希望によっては初期の研修の間に同時並行でこれらの専門領域の研鑽を積むことも可能です。

研究分野も神経画像、臨床薬理・分子遺伝学、神経病理・神経免疫、精神科救急、精神科リハビリテーションなど多岐にわたり、毎年精力的に成果を発信しております。グループの垣根を超え互いにコラボレーションしながら研究できる良い関係を保っているのも特徴です。

当教室の何よりの自慢は、笑いのたえない、アットホームな雰囲気です。これまで全国さまざまな大学の出身者が集っており、出身地域や大学による差別・軋轢とは一切無縁で、皆が互いを尊重しながら和気あいあいと臨床・研究・教育に従事しています。

当教室に見学にお越しいただければ、その魅力を理解していただけると確信しております。見学ご希望の方は遠慮なくお問い合わせください。

港町・横浜で一緒に精神科医として、プロフェッショナルとして研鑽してゆきましょう。

平成29年4月22日

  横浜市立大学大学院医学研究科精神医学部門 講師 須田 顕

 








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