教室からは毎年、国際学術専門誌、国内学会誌等に多くの論文が掲載され、また国際学会を含む学会・研究会活動も活発です。教授以下教室員は、さまざまな学会で理事、評議員などの 役員を勤め、内外の専門誌の編集や査読にも携わっています。こういった活動も、精神医学の発展のためには非常に重要だと考えています。
また当教室は、横浜・神奈川で数多くの地方会・研究会の運営に携わっています。神奈川県精神医学会は、長年、当教室に事務局がおかれ、例会と神奈川県精神医学会誌の刊行を行っていますし、他に横浜統合失調症研究会、横浜感情障害研究会、横浜認知症研究会、横浜メンタルヘルス講演会、横浜不安・抑うつ研究会を毎年開催しています。
教室員の海外留学・研修の機会も多く、教室員のこれまでの留学先・研修先としては、ハーバード大学、メイヨー・クリニック、アルバ-ト・アインシュタイン医科大学、カロリンスカ研究所、マーガレット・フィッシャー・ボッシュ研究所、スウェーデン国立自殺予防・精神保健研究所、NIMH、モナッシュ・アルフレッド精神医学リサーチセンターなどがあります。また、放射線医学総合研究所、東京都総合医学研究所、ATR(脳情報通信総合研究所)などの国内屈指の研究機関にも人材を派遣しております。
このように、横浜市立大学精神医学教室の研究は、児童から高齢者まで、あるいは社会精神医学から分子遺伝子領域まで広がっています。また、地域から国を越えて、多くの教室員が活躍していますし、また多くの人材・多職種が、共同研究者や研究生として私たちの教室に関わっておられます。私たちの教室に新しく参加される方は、きっとどこかにご自身の興味を見出されることと思います。
なお当教室では毎年優れた業績を挙げた教室員に「横井賞」を授与しています。表彰と記念講演を行っています。皆様様々な場所で立派に活躍されています!過去の受賞者はこちら。