入局や大学院入学をご検討のみなさんのために、入局1、2年目の先生たちの声を集めました。
和やかな雰囲気が魅力の医局です。居心地のよさが入局の決め手になりました。
あたたかく教育的な指導医の先生方、愉快で熱心な同僚たちに囲まれ、専攻医として研鑽を積んでいます。
臨床上の課題にぶつかるたび、それを悩ましくも嬉しいこととして取り組んで自身の糧と出来るのは、恵まれた人間関係があってこそだと感じています。
もともと市大で初期研修医としてローテートしていました。研修の時の指導は熱く、診療の指導だけでなく、自分の進路の相談にも熱心に乗ってもらえました。自分自身は市大の卒業生ではありませんでしたが、入局した今も卒業大学の壁は全くなく、同じように指導してもらえています。
カンファレンスでは、それぞれの専門の立場から、様々な意見が出されます。直接の指導医の先生たちだけでなく、講師の先生とも、上下関係を気にすることなくフランクに議論をすることができ、至らないことは指導していただくことができます。
はじめまして。精神科2年目の医局員です。私はもともと他大学出身で初期研修から横浜市立大学にお世話になりました。地元も中国地方で神奈川県は縁も所縁もない地域でしたが、市大精神科は初期研修時代から暖かい雰囲気で迎えてくれる医局でした。入局当初は教授不在の年で不安もありましたが、関連病院の横浜医療センターで研修をスタートしました。部長をはじめとし諸先輩方から精神科病棟や外来、リエゾン精神医学の初歩からご指導して頂きました。忙しくはありましたが、充実した1年を経験できました。今年度は市大病院で研修しておりますが、様々な背景を持ち身体的問題を抱える方々を担当させて頂いております。さて、市大は南区のセンター病院と金沢区の大学病院の2病院をもち、それぞれ機能が異なります。精神科救急、依存症や認知症、児童精神科専門の関連病院もあり精神科医として幅を広げるチャンスは多いと考えております。出身大学の垣根なく精神科医として充実した研修が行える医局だと思いますので、是非見学に来られてください。
私は精神科に入局して2年がたった頃に大学院に入学しました。「研究」というものが何かを知りたかった、というのが本音です。現在はパニック症の海馬の構造画像というテーマを持っていますが、ここまで範囲を限定してもまだまだ知られていない世界が広がっていることを知った時はワクワクしました。「世界で初めて」を自分が知ることができるかもしれないと。ワクワクを感じたい方、是非大学院に入学してみてはいかがですか。
分子遺伝グループで薬理遺伝学、抗精神病薬の副作用に関する研究を行いました。初めてのことばかりでしたが、指導教官の先生方からご指導をいただきながら、研究の計画、検体集め、実験、解析、論文作成など、科学論文ができるまでの過程の全てを0から経験できました。大学院生としての経験を通じ、自ら発見した新しいことを世の中に発信することができただけでなく、科学論文の読み方、結果の吟味の仕方と、それを臨床に援用する考え方が身に付き、研究者としてだけでなく、臨床医としても大きく成長できたと思います。また、研究を通じて、学内外に多数の先生方との繋がりもでき、人生の財産となりました。大学院入学は、医師としても社会人としても、人生の幅が大きく広がる機会になりますので、入学を迷っている方は、ぜひ踏み込んでみてほしいです。