横浜市立大学医学部精神医学教室は昭和22年に開講され、これまでに300名を超える精神科医を輩出してきました。
その多くが横浜市のみならず神奈川県および近隣地域の精神科医療の中心となって活躍し、地域医療に貢献しています。
横浜市立大学医学部精神医学教室は、2つの大学附属病院に精神科病棟を持っています。その1つである附属市民総合医療センターは精神科救急・合併症医療にも対応するなど、国内有数の精神科臨床施設となっています。
また、それぞれの病院に独立した児童精神科部門を持ち、平成25年1月からは横浜市から事業運営を受託して認知症疾患医療センターも開設し、子どもからお年寄りまで全ての年代の患者さんの精神科対応をしています。
教室運営は、横浜市大出身者だけでなく、全国の医学部から多くの優秀な人材が集まり、出身や研究分野の垣根を越えて、和気あいあいと民主的に行われています。
令和2年1月には7代目主任教授として菱本明豊が就任し、教室員一同、心新たに活気と迫力のある教室を目指して、日々研究や教育に励んでいます。
教室のモットーに「五常の徳(仁・義・礼・智・信)を心得る」を掲げ、精神科医として、医師として、人として、「私たちが社会に何を貢献できるか」という臨床哲学と向き合いつつ、日々の診療・研究にあたっております。