肺癌の発生・進展機構

肺癌の発生・進展機構の解明とその成果に基づいた診療成績の向上

 本学外科治療学講座と神奈川県立循環器呼吸器病センターと連携し肺癌の診療成績の向上を目指して研究を進めています。
 
*これまでに、がん遺伝子KRASの点変異を伴い且つ高い増殖活性を示す肺腺癌の術後再発率が非常に高いことを明らかにしてきました。非変異・低増殖活性病変に比較して18倍の再発リスクです(参考文献: Woo-T, Okudela-K et al. Lung Cancer 2009 January!要リンク!)。

*このような再発ハイリスク症例に対して適切な術後補助療法を追加することにより再発予防を試みています。
 
*一方、再発ハイリスク病変の成り立ち(病理)について、分子レベルでの解明を目指しています(参考文献: Okudela-K et al. Am J Pathol 2009 July; Am J Surg Pathol 2010 February; PloS One 2014 February, PloS One 2014 May!要リンク!)。

*本研究計画は、横浜市立大学研究倫理委員会と神奈川県立循環器呼吸器病センター研究倫理委員会において承認を受けています。研究に関すると問い合わせは以下まで。


 横浜市立大学 医学部 病態病理講座 奥寺康司(研究代表者)
 TEL 045-787-2583; E-mail kojixok@yokohama-cu.ac.jp