『リキッドバイオプシーによる新たながん診断法
-体液中のmicroRNAを中心に-』
日時 | 2021年03月22日(月) 19:00 - |
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開催形態 | web開催 zoom(受講希望者にはURLを後日送付いたします) |
■演題:「リキッドバイオプシーによる新たながん診断法-体液中のmicroRNAを中心に-」
■演者:星野 敢 先生 (千葉県がんセンター 食道・胃腸外科)
■お問合窓口:東邦大学大学院医学研究科臨床腫瘍学講座
clinicaloncology@ext.toho-u.ac.jp
microRNA(miR)は、21〜25塩基のshort non coding RNAの一種である。 発見以来、多くの研究が行われ、近年、悪性腫瘍との関係が徐々に報告され、癌の発生や進行に大きく関与していることが明らかとなった。 さらに、microvesicleの1つであるexosomeに含有されたり、Ago2タンパク質と複合体を形成することにより、比較的長期間安定して血中に存在することがわかり、癌特異的なバイオマーカーとしても注目を集めている。 また、尿や唾液中のmiRが消化器癌でも検出されることが明らかになり、それらを対象とした研究報告が散見される。 体液中miRの存在、安定のメカニズム、および将来の方向性について概説する。