おっぱいエール
本山聖子/著
光文社
新婚で妊活中の百花、子育て中の菜都、独身の柚子は、若くして乳がんになりおっぱいを失いました。3人はそれぞれに、家族や友だちなど身近な人のちょっとした言葉に傷つき、どこにもぶつけることのできない悩みや思いを抱いています。
そんな見ず知らずの3人がお互いの闘病ブログをきっかけに知り合い、金沢への温泉旅行を計画するのですが…。
幸せも不幸せも決めるのは自分自身、決して「がん」になって良かったと思うことはできないけれど、病気になったからこそめぐり会えたことも。
病とともに生きていく女性たちへ、エールを込めた勇気と希望がつまったおはなしです。
プレゼンター:大竹 亜由美 (逗子市立図書館 司書)