横浜市立大学附属市民総合医療センター 臨床検査部

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採血・採尿のご案内

中央採血室(本館1階)について

 

受付時間     8時10分より16時まで

採血開始時間    8時15分より

 

*8時10分より早く来室された方は、採血室入口にある緑の番号札を取り、お待ちください。

 混雑時には、しばらくの間、緑の番号札を配布しながら順番に受付します。ご協力をお願いします。

 

採血の流れ-1

中央採血室の向かい側にある自動受付機に診療券を入れてください。

 photo_saiketsu01 採血    → 整理番号票

採尿    → 尿カップ

採血と採尿 → 整理番号票と尿カップ

*整理番号票に記載されている内容をご確認ください。

尿カップを受け取った方は採血の前に、採尿を済ませてください。
採血室右隣のトイレをご利用ください。車イス用もあります。

 

採尿の方法(中間尿)

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トイレの奥に提出用の小窓がありますのでフタをして置いてください。

 

採血の流れ-2

1.採血室入口のモニタ―に番号を表示、音声でお呼びします。

【採血室のモニター表示】

緑色:すでに呼び出しした患者さんの番号→受付に声をかけてください。

青色:現在呼び出し中の患者さんの番号と受付から採血が終わるまでの時間を表示しています。

2.まずはじめに、本人確認のため、お名前と生年月日をお聞きし、次に、アルコール消毒やテープにかぶれたことがないか確認します。過去の採血で気分が悪くなった経験のある方、人工透析や手術後で左右のどちらかの腕が採血禁止となっている方はお申し出ください。

 

3.採血後は、必ず5分間軽く圧迫してください(揉まないでください)。ワルファリン等血液がサラサラになるお薬を処方されている方は、長めに圧迫し、止血を確認してください。

 

4.採血後の綿やテープは帰宅後に処分してください。

 

当病院での外来患者さんの採血は、十分な管理のもとに細心の注意を払って「臨床検査技師」と「看護師」スタッフが担当しています。採血時の疑問など、ご不明な点は遠慮なくスタッフにお尋ねください。

 

採血に伴う合併症について

採血室では検査に必要な血液を、静脈から採取します。

基本的に採血は、安全な手技であり、合併症の頻度は極めて少なく、また軽症なものが多いとされています。しかし、ごくまれに以下のような健康被害を生じるとの報告があります。

 

止血困難・皮下血腫

穿刺時に血管からの血液の漏れや、採血後の不十分な止血操作などが原因で生じることがあります。特にワルファリンなどの抗凝固薬やアスピリンなどの抗血小板薬を服用している場合、止血しにくいため起こりやすくなります。

◎揉まずに5分間以上穿刺部を圧迫し、止血を確認してください。出血しやすい方はお申し出ください。

 

アレルギー

採血時の消毒薬(アルコール)やテープなどで、かゆみ・発疹などのアレルギー症状が出現することがあります。

※採血時に伺いますのでご心配な方はお伝えください。代わりのものを用意します。

 

神経損傷

手指へ拡がる痛み、しびれなどが持続します。約1万~10万回の採血に1回の頻度で起こるとされています。

多くは1週間以内に、大部分は3ヶ月以内に改善します。

 

血管迷走神経反応

神経が興奮し、急激に血圧が下がるため、めまい、気分不快感、意識消失などをひきおこします。

心理的に緊張、不安が強いと起こりやすいとされ、採血前に起こることもあります。

◎気分が悪くなったことがある方・心配な方は、お申し出ください。

これらの合併症が起きた場合には最善の処置を行います。(なお、その際の医療は通常の保険診療となります)

 

採血についてのQ&A

  • Q1.ご飯を食べてきたけど、採血して大丈夫?

    採血は基本的には、空腹時に行います。

    食事をすると、血糖、中性脂肪、インスリンなどの検査結果に影響します。食後に採血をした場合は、診察の際に医師に伝えてください。

  • Q2.毎回同じ部位で採血して大丈夫?

    大丈夫です。

    短期間に同じ場所で繰り返し採血すると血管が硬くなり、針が刺さりにくくなる場合があります。その場合は採血担当者にご相談ください。

  • Q3.採血した同じ部位で点滴をして大丈夫?

    採血した部位に腫れや痛みなどがなければ、点滴しても大丈夫です。

  • Q4.造影剤を使用して検査しましたが、採血できますか?

    可能です。⇒  採血できます。

  • Q5.採血の頻度はどれくらいですか?

    診療のために必要な頻度になります。

    入院時には毎日、1日に数回ということもありますが、外来で通院されている患者さんの場合は、診察にあわせて、1ヶ月に1回、3ヶ月、半年に1回の方が多いですね。

  • Q6.採血量はどれくらいですか?

    外来採血室では10-15mlぐらいの方が多いです。

    検査の内容によりますが、採血管2-3本の場合で、大さじ1杯くらいの量です。

    体重50キログラム以上の人は400mlまでの献血が安全とされています。検査のための採血はごくわずかな量です。

  • Q7.なぜ何本も採血するの?

    検査の種類によって、必要な採血管が違うからです。

    採血管の中には、血液中の成分を検査に適した状態に保つための薬が入っています。

    その薬は、検査の種類によって使い分けが必要なため、採血管の本数が増えることになります。

  • Q8.血液は一日にどのくらい造られるの?

    一日に作られる量は、体重40kgの人で25ml、80kgの人で50mlです。

    血液の量は体重の約1/13です。

    また赤血球の寿命は120日で、毎日、血液全体の1/120が新しいものに入れ替わっています。

  • Q9.血液が黒い気がするのですが……

    採血は静脈からおこないますので、黒っぽく見えます。

    血液は肺で酸素を受け取り、赤い動脈血となります。

    そのあと心臓より全身に送り出され、体内で酸素が使われて黒っぽい静脈血となります。

  • Q10.検査結果はどのくらいで出ますか?

    病院内で検査しているものは、採血から1時間から1時間半で結果がでます。

    外部に検査をお願いしている場合は、早くて3日、遅いと1週間かかります。

  • Q11.お風呂に入っても大丈夫?

    大丈夫です。