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教授 石川義弘
最終学歴:エール大学医学部を経て横浜市立大学医学部を昭和59年卒。
 

略歴:コロンビア大学、ハーバード大学医学部助教授などを経て平成10年より現職。元ニュージャージ州立大学医学部教授・病院指導医(循環器内科)。元大学院医学研究科長。日本生理学会、日本医療学会、日本病態生理学会、日本循環制御学会の各理事・幹事、日本循環器学会、日本心不全学会、日本内分泌学会、日本心血管内分泌代謝学会の各評議員・代議員。第90回日本生理学会大会長。医師(日本および米国NJ州およびPA州)、医学博士。FACP(米国内科専門医会フェロー)FACC(米国心臓病学会フェロー)FAHA(アメリカ心臓協会フェロー)FESC(欧州心臓病学会フェロー)、FRSM(英国王立医学協会フェロー)。 日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医。 Pharmacological Reviews (副編集長、米国薬理学会誌)Cardiovascular Research (編集顧問、欧州心臓病学会誌)Journal of Physiological Science (編集長、日本生理学会誌), Current Signal Transduction Therapy, The Open Medicinal Chemistry Journal, Journal of Bioequivalence & Bioavailability, World Journal of Hypertension, Journal of Sleep Disorders & Therapy, などの国際学術誌の編集委員。


研究内容:循環制御医学(遺伝子から社会制度まで)


 

循環制御医学部門ホームページにようこそ。

 当研究部門は平成15年度の大学院改組をきっかけに、生理学教室を母体として生まれた部門です。循環に関する研究を、遺伝子のレベルの基礎実験から臨床循環器病学まで、さらには医療制度にいたるまで、総合的に解明することが教室の基本テーマです。
実際には「循環」という名称はついても、研究の対象は、細胞増殖肥大を担う成長因子から、循環制御の神経内分泌因子の同定まで幅広く設定し、「役に立つ学問」を目指しています。わが国での呼称は「循環制御医学部門」ですが、実体は欧米の大学医学部には必ず設置されている「心臓血管医学研究所」です。
部門としての使命は学生を教育することと、研究者(基礎・臨床ともに)を育成して世に送り出していくことです。

私は長い米国生活を経て本学に着任しました。日米両国で医学生として学び、そして医師として診察に当たり、日米両国で教員として医学生を教育に携わってまいりました。
研究の指導も日米両国で、日本人中国人はもとより、アメリカ人、ドイツ人、フランス人からインド人まで幅広い国籍をもつ学生あるいは若手の研究者を指導させていただきました。
研究室OBは研究職の教員が多いのは事実ですが、中にはすでに大手製薬会社の部門長に上りつめた方いれば、総合病院の内科部長になった方もいます。私は、教室で学ぶ皆さんに提供できるのは、自己研鑽の機会であると思っています。
人生の限られた期間を徹底的にひとつのことに打ち込む、そしてその経験から人生の目標を掴み取っていって欲しいと願っています。

わが国にも大きな変革が訪れようとしています。米国流を主体とするグローバルスタンダードの潮流がそれです。良し悪しは別として、このメガトレンドは変わることはないでしょう。
一般的には能力主義の導入などと恐れられていますが、私は決して恐れることなどないと思っています。旧来のわが国の方法は、「誰もが同じことを同じようにする」ことでしたが、それが「各人が各人の得意な才能を生かす」ことで全体のパワーアップに貢献していく、ととらえればいいと思います。
不得意なことを無理強いさせられるよりは、自分の得意分野を伸ばしていったほうが、効率も上がります。教室から一人でも多くのグローバルスタンダードな研究指導者を輩出していくのが私の目標です。

大学院希望者へのメッセージ

このホームページを覘いている方のなかには研究に興味のある学生が多いと思います。でも、研究の醍醐味はやってみないとわかりません。グローバルな時代を先取りした循環制御医学部門で一緒に研究してみませんか?循環制御医学部門では毎年大学院生を募集しています
4年生大学の卒業生は修士課程、6年生大学を卒業生は博士課程を受験していただきます。医学研究科の大学院ですが、 教員および学生の出身は、医学部はもちろん、薬学部、工学部、理学部と多方面に渡っています。国籍も問いません。日本人はもちろん、 外国からの留学生も常時在籍しています。特定の分野の人材に片寄ることなく、多様性こそが科学をするにおいても最大の強みだと思っています。教員スタッフも臨床家から、研究一筋あるいは臨床からの転向者、さらには研究と臨床の兼任者まで様々です。
大学院では、研究における実験実技はもとより、研究材料の検討方法、学会での発表の仕方、そして研究論文の書き方、まで徹底して指導します。とりわけ、修士終了時には全員が学会全国大会で発表するまでにいたりますから、発表のしかた、プレゼン技術は驚異的に向上します。 教授直伝の米国流プレゼン術が伝授されます。まったく研究の経験のない学生を修士2年、博士4年間で世界に通用する研究者にまで変身させることが目標です。ちなみに両課程ともに卒業生の就職率は100%を誇っています。

修士課程の教育プログラム

1年目は大学院講義のほかに、各人の実験経験に応じてプログラムを組みます。専任の指導教官について研究テーマを設定します。 実験はまったく知らないという学生を想定していますので、具体的には半年ほど適正と好みに応じて調整期間を設定します。 遅くとも半年後から、各自の研究テーマに沿ったプロジェクトがはじまります。 修士2年目の終了時には、全国大会レベルの学会での発表を目標としていますが、本人の習熟程度に応じては、修士プログラム終了と同時にFASEB年次集会など国際学会での発表を行っています。

博士課程の教育プログラム

修士課程2年間で培った経験を基にして、実際の論文を完成させることを目標とします。卒業までに英文論文を一流誌に筆頭著者として書くことが目的です。 教員が完成まで、実験および執筆の丁寧な指導をしていきます。英文の論文作成はけして難しいことではなく、十分な指導があれば誰にでも可能です。 教授は論文指導には20年のキャリアをもち実績豊富で、日本人のみならず中国人や世界各国の学生を指導して論文を書かせています。 ちなみに現在まで本部門で指導を受けた大学院生はすべて英文論文を筆頭著者として書いています。 さらに国内はもちろん、国際学会においても積極的に参加し、発表することを行っています。 例年米国最大の研究集会であるFASEBやアメリカ心臓協会(American Heart Association)の年次集会等で発表を行っています。 また博士課程の卒業者はほぼ全員が何らかの研究賞あるいは研究助成を受けています。これも教室の方針で、将来履歴として各人のプラスとなるよう熱心に指導しています。

このホームページを読んで、興味を持った君、一度教室に遊びに来ませんか。
junseiri@yokohama-cu.ac.jpまで連絡をまっています。