「リカバリー」の概念に基づき、統合失調症などのリハビリテーションの実践と研究を行っています。リカバリーに関する活動とその効果に関するエビデンス・レベルを高めることを目指し、学会・研究会・論文で積極的に成果を発表するとともに、本領域の学会やリカバリー全国フォーラムなどで研修会・分科会を運営しています。現在は、Illness Management and Recovery(IMR:疾病管理とリカバリー)の研究・普及活動が中心ですが、他に、標準版家族心理教育などを学内や関連施設で実践・研究を行っています。平成26度には、NPO法人地域精神保健福祉機構・コンボから依頼を受けて、IMRブックレットシリーズが刊行されました。
その他、附属病院外来で実施している、復職支援デイケアプログラムでは、メンタルヘルス不全や復職阻害に関連するさまざまな因子について検討するともに、患者群の自律神経機能の解析も進めています。