挨拶

教授挨拶

平安良雄

横浜市立大学医学部精神医学教室は横浜市の精神科医療を担う人材を育成することを第一の目的としています。医学部学生に対する精神医学教育から、教室員の精神科医としての生涯教育に至るまで、患者さん中心の医療を実践できる医師を要請するための教育を実践しています。

横浜市における精神科医療の最後の砦として、附属2病院の精神科を中心に市民のメンタルヘルス向上の責務を担ってきました。また、当教室の関連病院では地域に根付いた医療を提供しています。教室員は、すべての患者さんに対して、分け隔てなく一人一人の尊厳を重視した診療とリカバリーの支援を行っています。

若手医師は当教室での医療を実践することで、措置入院を含む精神科救急に加え、認知症や児童精神科などの専門医療を経験し、自己免疫性脳症や重度の摂食障害の治療まで、身体的にも重症度の高い精神科疾患にも広く対応できる精神科臨床能力を培うことができます。

一方、当教室では精神疾患の病態解明や患者さんの社会参加に寄与できるプログラムの開発など幅広い研究活動を積極的に行っています。これまで多数の教室員が国内外の研究施設に留学し、学内の基礎研究教室とも共同研究を行っています。

 

精神科医療には華やかさはなく、地味で堅実な医療です。結果はもとより、そのプロセスが重要となる診療領域です。精神医学は、患者さんやご家族とともに、治療や支援のプロセスを根気よく積み上げていくことで、その成果を実現できると考えています。

 

平成28年9月23日

横浜市立大学大学院医学研究科精神医学部門主任教授 平安良雄

 


医局長挨拶
横浜市立大学医学部精神医学教室のホームページにようこそお越し下さいました。平成29年度より医局長を務めます、須田 顕と申します。私から、当教室で精神科医としてのキャリアを始めようとしている方々に向け、当教室の特徴を簡単にご紹介します。

当教室では精神科医としての幅広い経験が積めるように、入会後3年間で附属病院、附属市民総合医療センター、関連病院(総合病院精神科や精神科病院)をローテーションするプログラムを組んでおります。2つある大学病院は、附属病院は開放病棟、附属市民総合医療センターは閉鎖病棟で、両病院での研修を通じて精神科救急症例、緩和ケア、リエゾン、難治症例を含めほぼ一通りの精神疾患、治療についての基礎的な知識・経験を身につけることができます。どちらの病院にも各領域の経験豊富な指導医が配置されており、困難にぶち当たってもチーム一丸で取り組む姿勢でおりますので、安心して研修を積むことができます。関連病院では半ば独り立ちした形でチーム医療のリーダーシップをとって、実戦経験を積んでいただきますが、各関連病院にも指導経験豊富なスタッフが必ずいますので、いざというときのサポートも万全です。3年間で精神保健指定医・精神科専門医の要件を満たす症例経験を積むことができます。

その後はさらに、皆さんの御希望に応じて、児童精神科・認知症・てんかん・依存症・リエゾン・緩和ケアなどの専門領域のエキスパートとなる道も用意されています。御希望によっては初期の研修の間に同時並行でこれらの専門領域の研鑽を積むことも可能です。

研究分野も神経画像、臨床薬理・分子遺伝学、神経病理・神経免疫、精神科救急、精神科リハビリテーションなど多岐にわたり、毎年精力的に成果を発信しております。グループの垣根を超え互いにコラボレーションしながら研究できる良い関係を保っているのも特徴です。

当教室の何よりの自慢は、笑いのたえない、アットホームな雰囲気です。これまで全国さまざまな大学の出身者が集っており、出身地域や大学による差別・軋轢とは一切無縁で、皆が互いを尊重しながら和気あいあいと臨床・研究・教育に従事しています。

当教室に見学にお越しいただければ、その魅力を理解していただけると確信しております。見学ご希望の方は遠慮なくお問い合わせください。

港町・横浜で一緒に精神科医として、プロフェッショナルとして研鑽してゆきましょう。

平成29年4月22日

  横浜市立大学大学院医学研究科精神医学部門 助教 須田 顕