【報告:キャリア教育正課科目】キャリア形成実習(横浜の産業と企業理解)

留学生就職促進プログラムにて今年度新設した正課科目「キャリア形成実習(横浜の産業と企業理解)」を行いました。(横浜市内大学間単位互換制度科目)

この講義の学習到達目標は、以下3点です。
1.横浜の地域産業発展における課題を理解し、未来の展望について考察する
2.横浜市内企業への職場訪問と社員インタビューを通じ、「日本の社会人が働く上で大切にしている価値観」を知る
3.留学生と国内学生の共修を通じ、多様な人達と協働することの難しさと楽しさを知る

 

 

留学生と国内学生がチームを組み、横浜市内企業訪問や、行政、経済団体関係者との意見交換を行いました。また、講義終盤ではこれまで得た学びをもとに、「横浜の産業発展」「キャリアデザイン」についてワークショップ形式で考察し、最終日のプレゼンテーションへ挑みました。自分と異なる考え方や意見を受容し、建設的にまとめていくプロセスに、最初はどの学生も戸惑いを感じていた様子でした。しかし5日間の活動を通じてコミュニケーションを深めていく中でだんだんお互いの意見を尊重できるようになり、どのグループも活発な議論が行えるようになりました。

 

 

最終日のプレゼンテーションへは、訪問受入企業はじめ行政、経済団体関係者ならびに市民ボランティアの方にもご参加頂き、学生たちに対して貴重なフィードバックを頂きました。地元・横浜で働き暮らす社会人との交流、そして国内学生との共修を通じて得た学び基盤に、留学生達が自律的なキャリア形成を行えるよう引き続き支援していきたいと思います。

 

・講義名:キャリア形成実習(横浜の産業と企業理解)※夏季集中講義
・開催場所:横浜市立大学金沢八景キャンパス
横浜国立大学みなとみらいエクステンションセンター
横浜市内企業
・履修生:横浜市立大学、神奈川大学 在籍留学生ならびに国内学生
※横浜市内大学間単位互換制度科目
・協力企業・団体様:横浜市内企業(高度外国籍人材育成企業)
行政関係者・経済団体関係者
・担当教員:大澤正俊教授(横浜市立大学 国際商学部長)
河瀬恵子(横浜市立大学 留学生就職支援コーディネーター)