ご挨拶
わが国の人口構造、世帯構造、疾病構造、社会経済、人々の意識や価値観等、保健・医療・福祉をめぐる環境は大きく変わりつつあり、看護に求められる役割は、病者を援助することのみではなく、健康な人々、家族、近隣住民、グループ、組織、地域社会全体の健康の維持・増進や QOL(Well-being)の向上等にいたるまで大きく広がりを見せています。
当教室では、人々が生涯にわたり健やかに育まれ、心豊かに老いることのできる地域社会の実現を目指し、教室員一丸となって、日々の教育、研究、社会貢献に精力的に取り組んでおります。具体的には、地域における子どもから高齢者にいたるさまざまな健康レベルにある対象集団(コミュニティ)の健康課題やニーズを把握する地域診断法や評価ツールの開発、またそれらに基づく予防に主眼をおいたプログラム・システムの開発とその評価、さらには保健医療福祉事業や施策づくりとその評価等の実証的研究が挙げられます。
当教室ではこれまでにゼミ生、大学院修了生をはじめ、多くの人材を世に輩出してまいりました。これからも私たちは互いの信頼とさまざまな機関や関係者との連携のもと学術と社会の発展に貢献できるよう努力を献げて参ります。
私たちの取組みに関心のある方はぜひ一度、教室にご連絡ください。お待ちしております。