産後の育児支援外来と検診について
母乳育児支援外来(助産師担当)
退院後、赤ちゃんの体重が増えているか心配な場合や、上手く母乳を吸わせられない場合など、退院の際の母子の状況に応じて外来予約を入れています。
対象:母乳育児中の母子
料金:30分未満 2200円(税込) / 30分以上 4400円(税込)
*当院が終診となり6ヶ月以上受診がない場合、もしくは当院が初診の場合は別途初診料が発生します。
持ち物:母子手帳、フェイスタオル(母乳がついても良いもの)、育児物品(オムツ、お尻拭き、ミルクを使用している場合はミルクの準備物品一式、ガーゼハンカチ)
火曜日、水曜日、金曜日の13時30分~完全予約制で行っております。
赤ちゃんへの母乳の授乳量を確認する場合は、2時間前までに赤ちゃんへの授乳を済ませて来院ください。外来で授乳していただき授乳量の計測を行います。
乳腺炎の場合は産婦人科外来までご連絡ください。
2週間健診(助産師担当)
(産後2週間程度の時期に予約します。)
退院後の母子の経過が順調かどうか、児の体重を測ったりお母さん心身の変化の確認を行っています。また、退院後に生じた育児の疑問にもお答えしています。
対象:当院で出産した母子
料金:5000円(非課税) (補助券がある場合はご持参ください。使用できます。)
持ち物:入院中にお渡しする質問票(2種類あり)と補助券、母子手帳、フェイスタオル(母乳がついても良いもの)、育児物品(オムツ、お尻拭き、ミルクを使用している場合はミルクの準備物品一式、ガーゼハンカチ)
*来院時「こころのアンケート」と補助券を産婦人科外来の受付けにご提出いただき、採尿、血圧・体重測定を行った後受付前でお待ちください。(付きそいがいない場合は赤ちゃんをお預かりしますのでスタッフに声をかけてください。)
一カ月健診 お母さん:産科(2階)・赤ちゃん:小児科(3階)
対象:当院で出産した母子
料金:産科:5000円(非課税) 小児科:6130円(税込)
(産科、小児科ともに補助券がある場合はご持参ください)
持ち物:母子手帳、入院中にお渡しする質問票(2種類あり)と補助券、育児物品(オムツ、お尻拭き、ミルクを使用している場合はミルクの準備物品一式、ガーゼハンカチ)、お昼ご飯
外来の流れ
【お母さん】産婦人科外来で一カ月健診を行います。
1.「こころのアンケート」と補助券を産婦人科外来の受付けにご提出ください。
2.採尿、血圧・体重測定を行い5番問診室前でお待ちください。(付きそいがいない場合は計測中赤ちゃんをお預かりしますのでスタッフに声をかけてください。)
3.助産師が「育児に関するアンケート(問診票)」を確認し、母子手帳を記載します。
4.医師による診察を行いお母さんの一カ月健診は終了となります。
(小児科の一カ月健診前に昼食を摂って予約時間までお待ち下さい )
【赤ちゃん】小児科外来(3階)で一カ月健診を行います。
1.「母子手帳」「補助券」「育児に関するアンケート(問診票)」「母乳に関するアンケート」を小児科外来受付に提出して下さい。
※来院前に母子手帳の保護者の記録(1ヶ月)の記入をお願いします。
※授乳は診察30分前までにお済ませください。
2.赤ちゃんの計測(身長・体重など)を行います。
3.医師による診察とK2シロップの内服を行います。
※先天性代謝異常の検査結果を小児科医師よりお受け取りください。
4.看護師による育児相談を行い終了となります。
授乳場所:産婦人科外来・小児科外来各授乳コーナー
母乳育児基本方針について
以下の方針に添ってサポートさせていただいております。
母乳育児基本方針
【基本理念】
横浜市立大学附属病院は、豊かな母子関係を育むために、WHO/UNICEF 共同声明の「母乳育児を成功させるための10カ条(10ステップ)」に沿って母乳育児支援を推進しています。
母乳育児を通して、育児支援をすることが本質です。
【基本方針】
1.教育
当病院は、母乳と母乳育児に関する正しい知識と技術を妊産褥婦、家族をはじめ、学生、関係職員、地域へ伝えます。
2.母乳育児推進委員会
当病院は、母乳育児推進委員会を設置して、部門や職種をこえて連絡・調整を図り、母乳育児を推進します。
3.授乳開始
当病院は、出生後の母子早期接触、早期初回授乳できるように支援します。
4.母子同室
当病院は、可能な限り、出生直後からお母さんと赤ちゃんが一緒にいられるように母子同室を実施します。
5.自立授乳
当病院は、赤ちゃんがほしがるときにいつでもお母さんが授乳できるように支援します。
6.乳頭混乱予防
当病院は、母乳で育てられる赤ちゃんには、人工乳首やおしゃぶりを与えないようにします。
7.母乳栄養
当病院は、医学的な必要がない限り赤ちゃんには母乳以外のものは与えません。
8.母親への継続した支援
当病院は、地域と連携して退院後も継続して母乳育児を推進します。
9.無料サンプルや支給品の受け取りや宣伝の禁止
当病院は、母乳代替品、哺乳ビン、おしゃぶりに使用についての宣伝を禁止します。
10.母乳育児が困難な母子への支援
当病院は母乳育児が困難なお母さんと赤ちゃんに対しては、母乳以外の栄養であっても母子関係を支え、育児を支援します。