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日本麻酔科学会・ESA2018 シニアレジデント体験記 

横浜市大麻酔科の2年目後期研修医です。今回、2つの学会で発表をさせていただいたのでご報告させていただきます。
まずは、2018年5月17~19日、横浜で行われた日本麻酔科学会第65回学術集会です。昨年度働いた病院で行った臨床研究についてポスター発表を行いました。日常の臨床の合間を縫って、データをとり、解析をして発表に至るまで、上級医の先生方に指導を受けながら当日を迎えました。研究分野の類似する発表が複数あったため質疑応答が活発でしたが、事前の打ち合わせや予演会で想定していた範囲内でしたので、フロアや座長とディスカッションがおこなえました。無事発表を終え、今後は論文作成の指導をしていただく予定となっています。
次に2018年6月2~4日、デンマークのコペンハーゲンで行われたヨーロッパ麻酔科学会です。横浜市立大学附属病院で初期研修医の頃から集めていたデータを発表する機会を持たせていただきました。日本語での学会発表も数回の経験しかなく、ましてや英語での発表やポスター作成は初めてで戸惑うことも多かったです。発表の直前は今までに感じたことのないくらい緊張しました。何とかプレゼンを終えたものの、フロアからの質問は英語が聞き取れなかったり、咄嗟に受け答えができなくて悔しい思いをしました。しかし終わってみれば何とかやりきったという達成感と自信が強く残り、再び海外発表にチャレンジしたいと思えたのも事実です。
立て続けの学会発表は日常診療への負担が大きく大変でしたが、普段から臨床研究をされている先生方を目の当たりにして自分が将来麻酔科医としてどのような働き方をするのかというビジョンを垣間見ることができました。このような貴重な機会を与えてくださった先生方に心より感謝申し上げます。